マツキヨココカラ、中間決算は増収・営業増益
マツキヨココカラ&カンパニー(東京都)が11月14日に発表した2025年3月期第2四半期決算(連結2024年4月1日~9月30日)は、売上高が前年同期比3.5%増の5,257億円、営業利益が0.3%増の376億円、経常利益が1.1%減の396億円で着地した。
9月末現在のグループの顧客接点数は1億5,293万で、国内店舗数は3,488店舗(うち調剤薬局1,000店舗、健康サポート薬局134店舗)となり、①利便性の追求-お客様との繋がりの深化、②独自性の追求-体験やサービス提供の新化、③専門性の追求-トータルケアの進化、④グローバル事業の更なる拡大、の4つの重点戦略を進めることで収益改善につなげることに努めた。
マツモトキヨシグループ事業は、マスクや検査キットなどの新型コロナウィルス関連商品の反動減はあったが、都市部や繁華街、商業施設内などの人流拡大や訪日外国人観光客の増加により、化粧品を中心に売上が好調に推移。売上高は前年同期比4.9%増の3,280億8,500万円、セグメント利益は6.0%増の262億800万円を達成した。
ココカラファイングループ事業については、ロイヤルカスタマーの醸成に向けた効率的かつ効果的な販促などの実施によって、化粧品の売上が伸長し、全体の売上高を底上げ。売上高は1.0%増の1,958億3,600万円、セグメント利益は0.8%増の112億8,100万円となり、増収増益で上期を折り返した。
2025年3月期の連結業績予想については、売上高で2.7%増の1兆500億円、営業利益で2.4%増の775億円、経常利益で1.2%増の815億円、当期純利益で0.3%増の525億円を計画。増収増益を予想した。