ジョイフル本田 第3四半期累計は営業・経常減益
5月2日にジョイフル本田(茨城県)が発表した2024年6月期第3四半期決算(非連結2023年6月21日~2024年3月20日)は、売上高が前期比2.5%増の933億4,600万円、営業利益は8.5%減の79億5,200万円、経常利益は7.0%減の87億7,700万円、四半期純利益については6.3%減の60億7,700万円となった。
第3四半期までの累計売上高は、新店の出店効果と第3四半期の売上高が4.1%増となったことや、既存店の累計売上高が前期比1.5%減まで回復してきたことで、2.5%増の増収を達成した。
第3四半期については、客数は0.2%減となったものの、客単価が4.3%増で推移。3月度に限れば、既存店売上高は、職人向けツールや防災用品の動きが良く、客数は1.2%減となったが、客単価は5.6%増となり、前年同月比で4.3%増と、回復の兆しが見えてきた。
商品グループ別売上高では、天候不順による季節品の不調と資材の需要低下で、「住まい」の売上は不振だったが、「生活」はデイリー・日用品が回復基調にあり、ペットについてはプレミアムフードを中心に好調が続いた。
売上総利益は、暖冬による冬物商材の値下げ販売などの影響で、累計期間は3億5,100万円増に止まり、売上総利益率は0.4ポイント落として31.8%に低下。営業総利益は8億1,200万円増となったものの、販管費が人・新店投資とキャッシュレス化に伴うクレジット手数料が増加したことで15億5,200万円増となり、営業利益を圧迫した。
2024年6月期の業績については、売上高で8.6%増の1,340億円、営業利益で7.2%減の103億円、経常利益で8.0%減の112億6,000万円、当期純利益で8.5%減の78億円を予想している。