セブン&アイの19年2月期は5.1%の営業増益、海外コンビニ事業が伸びる
セブン&アイ・ホールディングスが発表した2019年2月期の連結業績は、営業収益が前期比12.5%増の6兆7912億円、営業利益が5.1%増の4115億円、純利益が12.1%増の2030億円と増収増益だった。
米7-イレブンがスノコからガソリンスタンド併設型のコンビニエンスストア約1000店舗を取得した効果などで海外コンビニ事業の営業収益が42.4%増の2兆8210億円、営業利益が16.7%増の922億円と連結業績を牽引した。米7-イレブンは既存店売上高(ガソリン販売を除く商品の売り上げ)も1.9%増と堅調だった。
国内コンビニ事業の営業利益は0.6%増の2467億円と微増だった。そのほか、セブン銀行など金融関連事業が6.4%の営業増益、赤ちゃん本舗やロフトなど専門店事業の営業利益は66億円と前期の4億円から大きく改善した。
一方、百貨店事業の営業利益は30.4%減の37億円、イトーヨーカ堂などスーパーストア事業は0.4%減の211億円と減益だった。
20年2月期の連結業績は、営業収益が0.7%減の6兆7410億円、営業利益が2.0%増の4200億円、純利益は3.4%増の2100億円を見込む。