【ライフコーポ】21年度に売上高8000億円、中期経営計画を発表
ライフコーポレーションは4月11日、2022年2月期に売上高8000億円、経常利益200億円の達成を目指す、4ヵ年の中期経営計画を発表した。
同社の18年2月期の連結業績は、売上高(営業収入を除く)が前期比3.7%増の6582億円、経常利益は2.2%減の125億円だった。22年2月期の目標値は18年2月期に比べて、売上高で21.5%増、経常利益で60.0%増となる。
人件費、配送費、原料資材などのコストが上昇しており、19年2月期の経常利益は12.4%減の110億円を見込むが、売上高を拡大することでコストの上昇をカバーしていく。19年2月期は10店舗の新規出店を計画するほか、既存店改装に47億円を投資し、活性化を図る。
労働需給が逼迫するなか、人員確保のために人への投資も増やす。今春の春闘では正社員の月例賃金を基本給のベースアップと定期昇給で3.86%引き上げた。
前期に首都圏で食品加工機能を持つ新物流センターを稼働させたが、19年2月期は近畿圏でも新たな物流センターの建設に着手する。こうした先行投資負担で経常利益は一時的に低下するが、20年2月期からは増益基調に転じる見込み。