イオン18年2月期の営業予想2000億円に、50億円の上方修正

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 イオンは10月4日、2018年2月期の連結営業利益が前期比8.3%増の2000億円になりそうだと発表した。期初予想から50億円の上方修正となる。

 17年3?8月期でイオンリテールを中心とするGMS(総合スーパー)事業の営業損失幅が想定を下回ったほか、ドラッグストア子会社のウエルシアホールディングス(HD)の業績が上振れしたことなどが要因。通期の営業収益(売上高に相当)予想は従来通り、1.1%増の8兆3000億円に据え置いた。

 17年3~8月期の連結業績は、営業収益が前年同期比1.4%増の4兆1686億円、営業利益が17.5%増の850億円だった。GMS事業は104億円の営業赤字だったが、前年同期に比べて赤字幅は99億円縮小した。ウエルシアHDを中心とするドラッグ・ファーマシー事業の営業利益は29.1%増の138億円、イオンモールを中心とするディベロッパー事業も13.1%増の235億円と好調だった。また、クレジットカードなど総合金融事業も3.6%増の329億円の営業利益を上げた。

 一方、ダイエーなどSM事業の営業利益は31.1%減の108億円と減益、中国など国際事業は赤字幅は縮まったものの12億円の営業赤字(前年同期は35億円の赤字)と足を引っ張った。

 

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