コメリの環境保全の取り組みがグッドデザイン賞を受賞
コメリは、同社が設立した「公益財団法人コメリ緑育成財団」の活動が評価され、日本デザイン振興会主催の2022年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。
コメリは1990年に、創業の地の新潟県三条市にある法華宗総本山本成寺の荒廃した庭園を、地元産業界と協力して復元したことをきっかけに、利益の約1%相当を出店地域に還元する「コメリ緑資金の会」を設立した。同会の事業は96年「財団法人緑育成財団」へ引き継がれ、2012年にはより公益性の高い「公益財団法人コメリ緑育成財団」となっている。
同財団では、コメリの出店地域である沖縄県を除く46都道府県で自然環境保全活動や地域の緑化植栽活動を行う団体への助成を行っている。地域の幼稚園や小学校での緑化活動を支援し、子供達が花や土に触れ合うことで自然について学ぶ機会を提供するとともに、コメリの従業員へボランティアの場も提供している。
また、コメリ農場では地域住民やその子供達に農業体験ができるイベントを開催したり、農場の管理は福祉施設の人にも手伝ってもらうことで、雇用機会の提供も行ったりしている。
設立から32年間のこれらの取り組みと、23億2817万円の活動総額と1万3558件の助成総件数の実績が評価され、今年のグッドデザイン賞の受賞につながった。
なお、同様に今年のグッドデザイン賞には、同社のオリジナル商品「K+BUILD クリックロックフロア」も受賞している。