【ライフコーポ】 営業利益は18.6%増の128億円、総菜が貢献
食品スーパー大手のライフコーポレーション(大阪市)が発表した2016年2月期の業績は、売上高に当たる営業収益が前期比7.5%増の6299億円、営業利益が18.6%増の128億円だった。
消費者の節約意識の高まりに対応するためEDLP(常時低価格)を強化した結果、既存店ベースでの客単価は0.4%減ったものの、客数が4.9%伸び、既存店売上高は4.5%のプラスとなった。21店舗で実施した改装効果も出た。
利益面では粗利益率の改善が寄与した。とくに総菜はプロセスセンターの活用などにより、粗利益率が9.4ポイントの大幅アップで51.6%になった。この結果、全体の粗利益率も0.4ポイント改善して27.7%に上昇した。売り場照明や空調・冷蔵設備の省電力化、資材調達コストの引き下げなど経費削減を進めたことも増益に貢献した。
17年2月期は営業収益が4.6%増の6590億円、営業利益が2.9%増の132億円を見込む。なお、15年4月に設立したクレジットカード子会社を連結化するため、今期から連結決算に移行する。