【イオン】 GMS・SM事業の不振で35%の営業減益、3~5月期

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 イオンが発表した2014年3~5月期の連結業績は、GMS(総合スーパー)事業の不振などから本業の儲けを示す営業利益が前年同期比35.3%減と大きく落ち込み、224億円となった。

 GMS事業の中核会社となるイオンリテールの営業損益は20億円の赤字、ダイエーは39億円の赤字で、GMS事業トータルでも38億円の営業赤字だった。食品スーパー(SM)やディスカウントストア(DS)、コンビニエンスストアなどで構成されるSM・DS・小型店事業もミニストップの営業赤字などが響き、セグメントの営業損益は22億円の赤字となった。

 クレジットカードの取扱高やキャッシングが伸びて、総合金融事業は14.6%増の97億円となったが、イオンモールを中心とするディベロッパー事業の営業利益が先行投資負担で9.8%減の100億円にとどまったこともあり、小売事業での落ち込みをカバーできなかった。

 ただ、15年2月期通期の業績は従来予想通り、売上高に当たる営業収益が9.5%増の7兆円、営業利益は16.7~22.5%増の2000億~2100億円と増収増益を見込んでいる。

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