【冷凍食品】 11年度の市場規模は3.9%増の1兆2030億円、矢野経済研調べ

2012/11/12 00:00
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 矢野経済研究所の調べでは2011年度の冷凍食品の市場規模(メーカー出荷額ベース)は、前年度比3.9%増の1兆2030億円となったようだ。前年比プラスは2年連続。

 

 節約志向の広がりに加えて、東日本大震災の影響で外食を控える傾向が強まったことから内食化、調理の簡素化が進み市場が拡大した。弁当需要が底堅く推移したことも追い風となった。

 

 業務用でも弁当・総菜などの中食ルートにおける売上げが好調だった。
品目別では、東北の漁港が被災したことで冷凍水産素材市場が縮小したほか、チルドピザや宅配ピザとの競合激化から冷凍ピザ市場が縮小したが、それ以外の品目はすべて拡大した。

 

 原子力発電所事故による放射能汚染への懸念から輸入冷凍野菜の需要が急増したほか、「家飲み」が増えたことで枝豆やフライドポテトなどおつまみ用の冷凍食品の需要が増えた。

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