【コンビニ大手】3~5月期は揃って営業増益、客層拡大が追い風
コンビニエンスストア大手3社の2012年3~5月期決算は、東日本大震災をきっかけに女性や高齢者の来店が増えた効果で揃って営業増益となり、第1四半期としてはいずれも過去最高益を更新した。
営業利益はセブンーイレブン・ジャパンが前年同期比3.9%増の454億円、ローソンが8.4%増の139億円、ファミリーマートが19.5%増の109億円だった。
既存店売上高がセブンイレブン4.3%増、ローソン5.0%増、ファミリーマートが2.5%増と好調だったほか、日配食品やプライベートブランドなどの販売が伸びたことでローソンとファミリーマートは粗利益率も改善した(セブンイレブンは0.1ポイント悪化の30.1%)。
なお、業界4位のサークルKサンクスは営業利益が17.4%増の55億円と2ケタ増益だったものの、既存店売上高は1.0%減と低調だった。