【イオン】GMS事業の経費削減などで営業利益は9.1%増、3~11月期
イオンが発表した2011年3~11月期の連結業績は、営業利益が前年同期比9.1%増の1018億円だった。経費削減効果でGMS(総合スーパー)事業の営業利益が大幅に伸びたことで、全体としても増益を確保した。売上高に当たる営業収益は3兆7482億円で0.4%の微増だった。
事業セグメント別の営業利益は、GMS事業が50.5%増の162億円、SM(スーパーマーケット)事業が4.8%増の98億円だった。GMS事業の中核会社、イオンリテールは既存店売上高が0.6%の増収となる一方、販売管理費は既存店ベースで2.6%減に抑えた。
稼ぎ頭のディベロッパー事業の営業利益は1.9%増の274億円。同事業の中核会社、イオンモールは3ヵ所のショッピングセンター(SC)を新設したほか、9ヵ所の改装を実施。全国一斉セールなどが奏効して、既存SCの専門店売上高は1.6%増となった。
そのほか、イオンクレジットサービスを中心とする総合金融事業は4.8%増の141億円、施設管理・整備のイオンディライトや屋内遊戯施設運営のイオンファンタジーが中心のサービス事業は12.1%増の140億円と共にGMS事業並みの営業利益を上げた。