【イオン】カンボジアに進出、14年にプノンペンでSC開設
イオンはカンボジア政府から出店認可を受け、同国に進出することが決まった。2014年をめどに首都プノンペン市内に大型ショッピングセンター(SC)を開設する。カンボジアに進出するのは欧米を含めた先進国の大手小売業では初めて。
イオンは日本ユニセフと協力してカンボジアに149の学校の建設を支援するなど、社会貢献活動を通じて同国政府と良好な関係を築いてきた。いち早く進出することで同国での事業基盤を固める。
子会社のイオンモールが今年8月に現地法人イオンモールカンボジアを設立、同社がSCの開発・運営を行う。1号店の敷地面積は約6万8000平方メートルで、総合スーパーの「イオン」を核店舗とし、日本や海外からテナントを誘致する。
イオンは東南アジアでは現在、タイとマレーシアで店舗展開しているが、10月にはベトナムでの投資ライセンスを取得、14年の1号店出店を目指す。今後は中国と並んでASEAN(東南アジア諸国連合)各国での投資を強化していく。