【英テスコ】韓国の地下鉄駅ホームにバーチャルストア
英テスコの韓国子会社、ホームプラスはネットスーパー事業の宣伝のためにソウル市内の地下鉄駅ホームにバーチャルストア(仮想店舗)をオープンした。
安全のために駅ホームの線路側に設置されているガラスの壁を売り場の棚に見立て、商品画像を一面に貼付。画像と一緒に印刷されているQRコードをスマートフォン(高機能携帯電話)で読み取るとインターネット上の買い物カートに自動的に商品が追加される仕組みで、購入した商品は自宅に配送される。
このバーチャルストアは大きな話題となり、期間中のネットスーパーの会員数は75%増加したという。
ホームプラスは現在、韓国で115店舗を展開しているが、売上高ではEマートに次いで国内2位。ネットスーパー事業の拡大で韓国トップの座を目指している。
なお、テスコは韓国の仁川国際空港の近くにアジアでは初となる大規模な研修施設「テスコ・トレーニング・アカデミー」を開設した。韓国だけでなく中国、日本、タイ、マレーシア、インドの現地法人で働く幹部クラスの研修の場として活用する予定。