【イオン】営業益32%増の1716億円に、11年2月期
イオンの2011年2月期の連結業績は、営業利益が前期比31.8%増の1716億円になりそうだ。昨年10月6日に公表した業績予想では1500億~1600億円を見込んでいたが、GMS事業を中心とした収益構造の改善が進み、利益を押し上げる。
GMS事業では前期からの経費削減効果が出ているほか、昨年9月以降は売上げの回復も進んでいる。連結ベースの営業収益(売上高と不動産収入などの合計)は従来予想を40億円上回る5兆640億円(前期比0.2%増)となりそう。
一方、同社は3月25日に開いた記者会見で東日本大震災の影響について、東北を中心にグループの約200店舗が被害を受け、被害総額は概算で300億円程度となる見通しであることを明らかにした。12年2月期にこれを特別損失として計上する可能性がある。