牛肉問題でイオン、ヨーカ堂など検査体制を強化、産地の告知も

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 国の暫定規制値を超える放射性セシウムが含まれる稲わらを食べた肉牛が出荷されていた問題で、スーパー各社が対応に追われている。

 イオンではプライベートブランド「トップバリュ 国産黒毛和牛」について全頭検査を実施すると共に、農林水産省から稲わらの購入・保管状況の調査要請を受けた1都10県(福島・岩手・宮城・茨城・群馬・栃木・千葉・埼玉・東京・神奈川・静岡)の肉牛についても仕入前の全頭検査を行う。

 イトーヨーカ堂では検査体制の強化を図る一方で、福島県産の牛肉については当面、販売を見合わせる。また、売り場では販売する牛肉の個体識別番号と産地を表示する。

 このほか、該当する牛肉を販売していたことが判明したライフコーポレーションや小田急百貨店などでは、商品の回収と返金を購入客に呼びかけるなどしている。

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