【ユニバース】販管費の伸び抑え営業益11.5%増、5~10月期
青森・岩手両県を地盤とする食品スーパーのユニバース(青森県八戸市)が発表した2010年5~10月期の連結業績は、新規出店はなかったものの3店舗の改装効果などで営業収益(売上高と不動産収入などの合計)が前年同期比5.1%増の516億円となり、レイバースケジューリングプログラム(LSP)導入で人件費を中心に販売管理費の伸びを抑えたことで、営業利益は11.5%増の18億円となった。
夏場の猛暑効果もあって既存店売上高は0.7%増とプラスを確保。価格競争の激化などで客単価は下がったが、客数の伸び(1.6%増)で補った。東北地方の経済環境が厳しいことから今期の新規出店には慎重だが、来期以降は2店舗前後の出店を続けていく方針。
11年4月期通期については従来予想を据え置き、営業収益1006億円(前期比2.4%増)、営業利益34億円(0.5%増)を見込む。将来閉鎖する店舗の資産除去損などを特別損失として計上することから純利益は8.3%減の17億円となりそうだ。