【イオン】最終損益は99億円の赤字、3~11月期
イオンが発表した2009年3~11月期の連結業績は、最終損益が99億円の赤字(前年同期は294億円の赤字)となった。営業利益が前年同期比15.0%減の560億円となったことに加えて、減損損失132億円、利息返還損失引当金140億円など404億円の特別損失を計上したことが響いた。営業収益は3.9%減の3兆7278億円だった。
セグメント別の営業利益では総合スーパーや食品スーパー、コンビニエンスストアなどの総合小売事業が21億円の赤字(前年同期は110億円の黒字)、専門店事業も35億円の赤字(前年同期は65億円の赤字)と足を引っ張った。イオンモールなどデベロッパー事業は増収増益を維持し、267億円(4.9%増)の営業利益を上げた。サービス等事業も311億円の営業利益を稼ぎ出したものの、16.6%の減益だった。
なお、同時に発表されたミニストップの09年3~11月期決算は、営業収入が前年同期比8.3%減の829億円、営業利益が48.6%減の32億円、純利益が57.2%減の14億円だった。国内のチェーン全店売上高は0.5%減の2296億円、既存店売上高は4.0%減だった。