コメリの2022年3月期は減収減益も プロ需要堅調でコロナ前の水準上回る

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コメリパワー
DIY、ガーデニング資材等を含む工具・金物・作業用品、リフォーム資材・エクステリア用品、園芸・農業用品が、底堅く推移した。

 コメリの2022年3月期の決算は、売上高に相当する営業収益が3760億円、営業利益は278億円だった。同社は前期から「収益認識に関する会計基準」等を適用しているため、前年実績に同基準を適用したと仮定して、前年同期比を算出すると、営業収益は1.5%減、営業利益は7.6%減の減収減益となっている。なお、前々年度(旧基準)と比較すると営業収益は7.9%増、営業利益は50.7%増だ。新基準適用により、売上高は減少するため、21年度の業績はコロナ前の水準を大きく上回っている。

 同社によると、DIY、ガーデニング資材等を含む工具・金物・作業用品、リフォーム資材・エクステリア用品、園芸・農業用品が、底堅く推移した。特に、木材価格の高騰により、合板や荒材等のプロ需要が高まり、リフォーム資材・エクステリア用品は前年度比4.2%増となった。フォーマット別でもPRO業態の売上高は既存店ベースで7.2%増、全店ベースでは50.6%増と全体を牽引している。

 2023年3月期は、営業収益は3850億円(前年同期比2.4%増)、営業利益は285億円(同2.4%増)、経常利益は286億円(同1.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は181億円(同1.1%増)を見込んでいる。

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