25年1月15日号 食品MD大全2025

毎年恒例の食品MD特集の時期がやってきました。
2024年の食品スーパーの市場環境は、前年の新型コロナウイルスの5類移行に伴う人流回復と消費の活性化から一転しました。長引くインフレで消費者の節約志向が高まったことに加え、原材料費やエネルギー費などが引き続き高騰、食品スーパーにとって外部環境は非常に厳しいものとなっています。
こうした状況下で、食品スーパー各社はどのような商品政策(MD)を打ち出し、競争力向上を図っているのでしょうか。ライフコーポレーション、サミット、原信・ナルス、西友、オークワ、マルエツ、フジ、イオンリテール、ファミリーマートの有力企業の最新の取り組みを取材しました。

 

編集後記

 食品小売各社の2025年の商品政策をお届けしました。インフレ急進とコスト高のなか、低価格政策だけでは限界、いかに付加価値をつけ差別化を実現していくかが有力各社の主眼でした。そのインフレの影響を痛感したのが24年のクリスマスケーキの値段。
 妻の誕生日がこの期間のため、買わない選択肢などありません。近所のスイーツ店で注文したシンプルなそれは、5号サイズでなんと6000円オーバー。さすがにひきましたが、パティシエに聞くと、例年と注文数は同じでも1つ小さいサイズを頼む人が増えましたよ、と。消費者はいい物は欲しいけど、どこかできっちり帳尻を合わせてきます。25年もそのせめぎ合いは続きます。

(阿部)

 先日、「オートレーサー森且行約束のオーバル 劇場版」を観に行きました。「角川シネマ有楽町」という1スクリーンだけの劇場で、心地よい空間でした。
 この映画は、元SMAPのメンバーで、現在はオートレーサーとして活躍する森且行選手を追った作品です。特に印象的だったのは、レース中の事故で大怪我を負い、復帰が難しいと言われた中でも再び立ち上がる姿。手術後、体内から取り出された約250gのボルトを手にしたシーンや、過酷なリハビリに励む姿には胸を打たれました。
 アイドルからオートレース界のトップ選手へ、そして事故からの復帰まで。私たちが普段触れることのない世界で生きる彼の人生を垣間見られました。

(阿波)

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