実践編① 業務改革プロセスの構築(後編)課題は本質的な原因を追究し整理する

鈴木康弘
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Photo by NicoElNino
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課題は本質的な原因を追究し整理する

 前回ご紹介した業務フロー図が完成し、業務の流れと課題が明確になったら、次に課題の整理をしていきます。課題の整理は、課題についてある程度原因を想定しながらグルーピングし、分類して、一覧表にするという流れで行います。

 ここでのポイントは、業務フロー図の全体を見ながら、課題の本質的な原因を見つけていくことです。業務フロー図を見ず課題だけを見ていると、本質的な原因をとらえることができず、表面的・部分的な改善レベルの対策になってしまいます。全社視点での業務改革とはほど遠いものになってしまいますので気をつけてください。

 

解決方法は3通り

 課題の本質的な原因について徹底的に突き詰めたら、次にその課題を解決する方法を探ります。課題の解決には、大きく分けて3通りの解決方法があります。

❶課題となっている業務をやめる

 まず考えるのは、その課題となっている業務をやめる方法です。

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