アイリスオーヤマは、法人向けの掃除ロボット事業に参入する。ソフトバンクロボティクス(東京都港区)が開発した自律走行型の床掃除ロボット「Whiz i(ウィズアイ)」に独自の機能を加えた「ウィズアイ IRIS EDITION(アイリスエディション)」を11月10日から発売する。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、オフィスや商業施設、レジャー施設などでは感染防止のための清掃の徹底が求められている。ウィズアイによって床の全面清掃を行うと、床の汚れに含まれる菌やウイルスが空気中に舞い上がるのを防ぐことができる。人の手で清掃した場合と比べて、空気中の浮遊菌が最大で5分の1に減少するという実験結果が出ているという。
ウィズアイ アイリスエディションは、外部機器と接続できるコネクタによって、清掃以外の機能も提供する。例えば、同ロボットが取得した清掃データと照明環境などの空間情報、施設情報を組み合わせることで、効率的な施設管理ができる。アイリスでは、そうしたソリューションを提供していく。そのほか、スピーカーやマイクを接続することで、販促やマーケティングに掃除ロボットを活用することも可能だ。