視認効果は30%以上アップ!パルコのデジタルポスター概念実証でわかった意外な事実
マーケティングカメラで得られるデータの価値
さまざまな手ごたえを得た概念実証。これから紙とデジタルのすみ分けを考えながら、各館や各フロアの特性に合わせた掲示の仕方を検討していくという。
「パルコは全国に17店舗があり、ビルのコンセプトによってお客様の層や嗜好が違う。食品を扱っている館では、新聞の折り込みチラシをやっているように、紙を完全になくすことは考えていない。デジタルネイティブには動画、そうでないお客様には紙での告知が必要だ。それぞれのお客様に最適な情報の届け方をしたい」(上岡氏)
ただし、全店でデジタルのディスプレイを展開していく場合、ディスプレイ用の電源確保やネットワークの確保が必須であるため、インフラを整える必要がある。今後の進め方について、まさに話し合いを進めているフェーズだ。
「デジタルポスターの精度を高め、パルコグループだけでなく、他社に展開することも考えていきたい。マーケティングカメラを設置すると、お客様の年代などのデータを取得でき、分析できる点にも価値があると考えている。また、スタッフの業務を効率化することで、よりクリエイティブな仕事を生み出していきたい」(同)