[ニューヨーク 27日 ロイター] – 米フェイスブックは27日、緊急時に命の安全にかかわる情報をユーザーに提供するサービス「ローカルアラート」を全米展開すると発表した。銃乱射事件や異常気象などに遭遇した人に信頼できる情報を提供するのが狙いという。
地元政府や警察、消防など最初に通報を受ける当局の中でフェイスブックアカウントを所有する人がメッセージを送信し、フェイスブックがさらに拡散する仕組み。昨年からノースカロライナ州シャーロット、ミズーリ州セントルイス、フロリダ州マイアミなど300都市で試験運用していた。
試験段階でサービスの有用性がどれほどだったかは不明。フェイスブックはアカウント所有者の個人情報守秘を理由に、実例を示さなかった。警戒情報が拡散される速さは、アカウント所有者次第だったという。
フェイスブックはすでに、緊急時に身の安全を知人に知らせる「セーフティチェック」の機能を提供している。