売場が夜な夜な居酒屋に変身!? ユニークすぎる大阪のローカルスーパーに潜入!
名物! 「調理サービス」を体験
徐々に酔いが回ってきたが、このままでは帰れない。まだ調理サービスを体験していないからだ。われわれは再び、買物を始めた。向かったのは生鮮食品売場である。
鮮魚売場では岩牡蠣が目に留まった。これを焼いてもらったら、さぞかしおいしいに違いない。だが、もっとユニークなものはないかを探していると、「厚切り西京漬」を発見。ぜひ食してみたいと思った。


次は精肉売場へ。ここでは「特選牛ロースステーキ国内産」という魅力的な食材をみつけた。せっかくの機会だ。日頃、スーパーの店内でステーキを食べることはない。なので、これも調理してもらうことにした。
再びテーブルに戻り、飲みながら待つ。やがて運ばれてきたのは、できたてほやほやの西京漬とステーキだ。魚はふっくらと焼き上がっており、味噌の香りが食欲をそそる。一方のステーキも肉厚で、食欲がMAXに高まった。


「やっぱおいしいっス」と編集者。私は頷き、無言で食べ続けた。至福の時であった。
お腹も落ち着いたところで、再度、八尾店長のところへ行き、調理サービスを開始したことによる効果を尋ねた。すると「来店客数が大幅に増えた。とくに男性客の増加が顕著で、以前よりも客層の幅も広がった」と教えてくれた。ユニークなサービスが新たなお客を呼び込む。発想を変えるだけで、店はまったく違う空間になることを知った。
帰り際、店内で食事をしている別のグループが目に留まった。外国人観光客のようだ。このようなサービスもネットに情報が流通しているのだろうか。家族と思われる彼らもまた、この一風変わった空間を楽しんでいるようだった。

店外に出ると、空はすっかり暗くなっていた。あぁ、満足だ、何も言うことはない。われわれは梅田方面へゆっくりと歩き始めた。







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