潜入!大阪・中津のユニークな食品スーパー「goody 中津店」
大阪中心部、「梅田」駅から電車で1駅、歩いても10分強の距離にある「中津」駅周辺。大阪を代表する繁華街のひとつ、キタの徒歩圏内にありながらも、昔ながらの商店街や古い街並みが残る不思議なエリアだ。今回は、その一角にある食品スーパーを訪れるというお話である。同店は、普通の食品スーパーとは一味違うサービスを提供しているという。さてどのようなものなのか。早速、行ってみよう。

〆に袋麺! 一味違う“食品スーパー居酒屋”
出発地点は地下鉄、大阪メトロ御堂筋線の中津駅。改札口を後に地上へ、2番出口から現地をめざした。
常時、多くの車が往来する賑やかな「大阪市道中津太子橋線」から西へ外れ、歩くこと数分、細い路地に入ってすぐの静かな場所にその食品スーパーはあった。店名は「goody 中津店」。マンションの1階に店舗を構えており、最近の食品スーパーと比べるとかなりコンパクトなサイズ。コンビニエンスストアを一回り大きくしたぐらいの印象だ。


店の前には何やら看板が置いてある。近づくと「スーパーマーケットで売ってる食材をその場で調理してもらえる店」「スーパーマーケットで売ってる飲み物をその場でかき氷にしてもらえる店」と記されている。そう今回、足を運ぼうと思ったのはこの「調理サービス」を利用してみたいと考えたからだ。
調理してもらえるのは確かにありがたいけど、私が強く興味を持ったのは、多くの人が居酒屋のような使い方をしていると知ったからである。
事前のネット検索では、ユニークな書き込みがいくつも見られた。「ありそうでなかった個人スーパーの新形態食堂」「買ってその場で調理して店内で食べれるとか最高すぎん?!」など、評判は上々。中には、店内で飲酒後、「〆のラーメン」として、即席の袋麺を調理してもらったという話を読んだ時には、なるほど!そういうのもアリなのかと感心した。
いてもたってもいられなくなり、店内へ。私の膨らみまくった期待とは裏腹に、中はどこにでもあるような小さな食品スーパーといった雰囲気。青果から始まり、鮮魚、精肉、総菜売場と、時計回りに回遊する。広さは50〜60坪ほどだろうか、日配品、加工食品も所狭しと並んでいた。


興味深く感じたのは、その品揃えである。たとえば、そうめんの「揖保乃糸」は、普通の食品スーパーではあまり見かけない「特級品」が置いてある。ほかにも、こだわりが感じられる商品が随所で並び、単に安さをウリにしている店ではないのだと思った。







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