オーケー銀座店、高級店街で挑戦した 新しい売場・商品づくりを一挙紹介
百貨店並みに
素材にこだわる総菜多数
銀座店の開業に向けて開発した「銀座店限定」商品については、とくに総菜・ベーカリー売場で多く投入されていた。なかでもオーケーの二宮涼太郎社長が代表的な商品として挙げたのが、黒毛和牛のA5等級のリブロース肉を使った「すき焼き弁当」(税抜970円:税抜・会員現金払い価格)だ。
オーケーは、A4・A5等級に格付けされた黒毛和牛を1頭単位で買い付けている。そのため精肉部門では、希少部位を含めて幅広い黒毛和牛の品揃えを提供している。そんなオーケーの強みを打ち出した商品であり、POPによると、店内の精肉部門で素材をカットし、青果部門の肉厚のしいたけとともに、焦がし醤油を使用したザラメ入りの甘めのタレで煮込んでいるという。
「ロースかつ重(カナダ産三元豚使用)」をはじめ299円の弁当や丼を人気商品に持つオーケーのなかでは高価格帯となるが、同様の素材を使ったデパ地下の商品などと比較すればお得感がある。
そのほか弁当では、米国産牛の希少部位・トモサンカクを使用した「ローストビーフ重」(599円:税抜・非会員価格)や、厚切りの鮭にこだわった「THE鮭弁当」(388円:税抜・会員現金払い価格、以下同)などを銀座店限定商品として揃えていた。
弁当だけでなく総菜でも、徳島県産の阿波尾鶏と使った「阿波尾鶏のローストレッグ」(679円)など、素材にこだわった銀座店限定商品を販売する。
また特徴的だったのが、若い世代を中心に人気の高まっているアジア料理のメニューを、銀座店限定商品として積極的に開発していた点だ。たとえば、ベトナムを代表するメニューの生春巻きの「パクチー」や「海老」(各388円)などのほか、中華メニューでも「焼小籠餃子」(388円)などを訴求していた。