「ミスターマックス別府店」がオープン 生鮮・家電強化でワンストップの利便性を提供

小笠原 玲 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)

ミスターマックス(福岡県/佐藤昭彦社長)は8月27日、大分県別府市に「ミスターマックス別府店」(以下、別府店)をオープンした。売場面積1323坪は同社のなかでは小型であるものの、生鮮食品から日用品、家電まで揃え、ワンストップショッピングの利便性を提供する。

別府店の外観
別府店の外観

家電売場を同規模の店より広く確保

 別府店は、JR日豊本線「別府大学」駅からクルマで約8分の場所にオープンした。大分県内では3店舗目、ミスターマックス全体では59店舗目の出店となる。

 店舗周辺は住宅地が広がっている。周辺約5㎞圏内には別府八湯をはじめとする温泉地が点在しており、国内外から多くの観光客が訪れるエリアでもある。

 別府店は、コンセッショナリーとして導入する生鮮三品や総菜のほか、一般食品、日用品、衣料品、医薬品、家電などを幅広く取り揃えるスーパーセンター(SuC)業態。売場面積は1323坪で、同社のなかでは小型店に位置づけられる。

 別府店で力を入れるのは生鮮と家電だ。とくに家電は同規模の店舗と比べて売場を広く確保している。同社の家電は価格競争力の高さが特徴。廃盤予定のメーカー製品を買い取ったり、海外メーカーと直接交渉・仕入れを行うことで、手頃な価格を実現している。開店日には、エアコンやテレビ、冷蔵庫などの大型家電を含めた、家電製品の大規模なオープンセールを実施していた。

家電売場は同規模の店より広く確保した
家電売場は同規模の店より広く確保した 
開店日には、冷蔵庫やエアコンなど大型家電を含めた家電製品のオープンセールを実施していた。
開店日には、冷蔵庫やエアコンなど大型家電を含めた家電製品のオープンセールを実施していた。

 同社が競合店として挙げるのは、南西約1.5㎞にある同じSuC業態の「スーパーセンタートライアル別府店」、南東約3.5㎞にある「ホームプラザナフコ別府店」だ。これらの店舗に対し、別府店は強みとする家電をはじめ、生活に必要なものがワンストップで揃う利便性で差別化をする考えだ。

※別府店の売場づくりや商品政策の詳細については、雑誌「ダイヤモンド・チェーンストア」および「ダイヤモンド・チェーンストアオンライン」で近日公開予定です。

記事執筆者

小笠原 玲 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

早稲田大学文学部(ドイツ哲学専攻)を卒業後、教育系の編集プロダクションで国語の入試問題の制作を担当。2024年、ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。

休日の大半を台所で過ごすほど、無類の料理好き。得意な料理は、出汁巻き卵と切り干し大根の煮物。料理研究家の土井善晴氏を尊敬している。

趣味は、ミニシアターで映画をみること。音の大きな映画が苦手で、日常を切り取ったような変哲のない映画やドキュメンタリー映画を好む。見た作品のリーフレットを持ち帰り、コレクションしている。

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