ワークショップを通じて提案する「自身作」DIYのある暮らし
DIYアドバイザー
時代の追い風を受け期待が高まる
日本DIY協会が認定する「DIYアドバイザー」は住まいの手入れや補修、改善等を自らの手で行い、快適な生活空間を創造したいと願う生活者に向けてDIYの指導・相談を行うプロフェッショナルだ。人々の住環境向上への関心は年々高まっており、生活者のニーズに応え、さまざまな商品が開発されてきた。また、DIYの方法や作業条件、住環境も変化してきたことから、DI Yアドバイザーへの期待と要望はさらに高まっている。
1983~2018年までのDIYアドバイザー資格試験の合格登録者数は2万930名に上る。同協会では、資格取得後のフォローとしてメールマガジンやWebサイトで情報の提供を行い、アドバイザーとしての資質の向上を促進している。
DIYブームを受け、ものづくりへの喜びがあらためて見直されている今、それらをサポートするDIYアドバイザーのさらなる活躍が期待される。
資格取得を推奨するHC本社の取り組み
エンチョー 取締役人事部長 貫名 信行氏
エンチョーでは社員、準社員、パートタイマーを対象に受験料および合格時の登録料の全額補助、本社での試験対策研修時と試験当日の会場までの交通費を補助し、毎年25~30名が受験しています。とくに社員については、新入社員を除くほぼすべての社員が資格を取得。合格に向けたサポートとして「学科試験対策研修」「実技試験対策研修」も実施しています。接客・販売を通じて、お客さまの『夢をカタチに』するお手伝いをしたい、『住まいにかかわる「困った」』を解決したいという理念のもと、今後もDIYアドバイザーの取得を推進していきます。
DIYアドバイザー資格取得者の声
カインズ 茂原店 大羽澤 知美氏
はじめはレジアルバイトとして勤務していましたが、DIY・資材ラインマネジャーから声をかけていただき、DIY・資材ラインに転向しパートタイマーに昇格。社内でのさまざまな勉強会に参加する内に、さらに知識を深め店舗に貢献したいという思いから受験を決めました。先輩方のアドバイスも参考にしながら過去問を繰り返し勉強し、2017年に合格、18年1月に認定を受けました。担当する塗料・接着剤・網戸、壁紙カテゴリーの商品説明や、ワークショップ開催時の電動工具の安全な使い方など、資格取得で学んだ知識を生かして接客できることが喜びです。