トライアルが東北最大級・郡山八山田店をオープン! 意外な見どころはアウトドアコーナー?

雪元 史章 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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トライアルの”東北深耕”で競争環境は激変の可能性も

トライアル郡山八山田店
トライアル郡山八山田店の店内の様子

 さて、郡山市は東北地方では仙台市に次ぐ規模の都市圏を形成しており、ここにトライアルが「メガセンター」という広域集客型の大型フォーマットを出店したことの意味は非常に大きいと言える。郡山という東北では数少ない、一定のマーケットボリュームを持つ市場を足掛かりに、今後東北エリアでの存在感を増していく可能性は否定できない。

 トライアルの広報担当者は「九州では数千人程度の商圏でスーパーセンターを出店しても成立するモデルができている。(人口減少が進む)東北エリアでも十分に戦えると考えており、チャンスがあればさらなる出店も検討していきたい」と自信をのぞかせる。

 その一方、東北ローカルの食品スーパーは”トライアル対策”を迫られること必至。とくに同じ郡山に本拠を置き南東北を主戦場とするヨークベニマル(福島県)や、ユニバース(青森県)、ベルジョイス(岩手県)などを擁するアークス(北海道)グループの出方が気になるところだ。

 いずれにしても、郡山八山田店の出店は、トライアルの本格的な”東北市場深耕”の嚆矢であることは確かだ。今後東北の小売マーケットがどのような変容を見せていくのか注目される。

※郡山八山田店の売場づくり、出店戦略の詳細は雑誌「ダイヤモンド・チェーンストア」9月15日号で掲載予定!ぜひご購読ください。

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記事執筆者

雪元 史章 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

上智大学外国語学部(スペイン語専攻)卒業後、運輸・交通系の出版社を経て2015年ダイヤモンド・フリードマン社(現 ダイヤモンド・リテイルメディア)入社。

企業特集(直近では大創産業、クスリのアオキ、トライアルカンパニー、万代など)、エリア調査・ストアコンパリゾン、ドラッグストアの食品戦略、海外小売市場などを主に担当。趣味は無計画な旅行、サウナ、キャンプ。好きな食べ物はケバブとスペイン料理。全都道府県を2回以上訪問(宿泊)済み。

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