トライアルが東北最大級・郡山八山田店をオープン! 意外な見どころはアウトドアコーナー?
トライアルの”東北深耕”で競争環境は激変の可能性も
さて、郡山市は東北地方では仙台市に次ぐ規模の都市圏を形成しており、ここにトライアルが「メガセンター」という広域集客型の大型フォーマットを出店したことの意味は非常に大きいと言える。郡山という東北では数少ない、一定のマーケットボリュームを持つ市場を足掛かりに、今後東北エリアでの存在感を増していく可能性は否定できない。
トライアルの広報担当者は「九州では数千人程度の商圏でスーパーセンターを出店しても成立するモデルができている。(人口減少が進む)東北エリアでも十分に戦えると考えており、チャンスがあればさらなる出店も検討していきたい」と自信をのぞかせる。
その一方、東北ローカルの食品スーパーは”トライアル対策”を迫られること必至。とくに同じ郡山に本拠を置き南東北を主戦場とするヨークベニマル(福島県)や、ユニバース(青森県)、ベルジョイス(岩手県)などを擁するアークス(北海道)グループの出方が気になるところだ。
いずれにしても、郡山八山田店の出店は、トライアルの本格的な”東北市場深耕”の嚆矢であることは確かだ。今後東北の小売マーケットがどのような変容を見せていくのか注目される。
※郡山八山田店の売場づくり、出店戦略の詳細は雑誌「ダイヤモンド・チェーンストア」9月15日号で掲載予定!ぜひご購読ください。