【アーカイブ配信中】PLMで情報の属人化から脱却へ 小売業 新ビジネスモデル創造へのアプローチ

2023/12/06 09:00
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小売業界における競争の激化、日々変化する市場環境の中で、DXでビジネスを変革していくためには、新たなアプローチが求められています。経営者や商品開発担当者が意識を共有し、組織全体の機動力強化を図ることが不可欠となっているのです。こうした中で小売向けPLM(Product Lifecycle Management)は、小売業のサプライチェーンの効率的なデータ管理、迅速な意思決定によるデータドリブン経営の基盤を強化し、競争力の劇的な向上を支援します。

小売向けPLMを活用することで小売業は、経営戦略から商品の企画開発、素材の調達、マーケティングや販売、ロジスティクスに至るまで中央集約した情報をチーム全体で共有し、特定の個人に依存せず、業務の連続性と組織の機動性を確保することができます。さらに、市場トレンドや顧客ニーズに関するデータを駆使して上流工程である商品戦略の策定を支援し、商品の的中率を向上させることが可能となります。商品開発業務においては、製品ライフサイクル全体を管理することでプロセスを自動化し、新商品の開発期間を短縮化、商品開発プロセスの最適化と効率化によって生産性を向上させることで、収益改善につなげることができるのです。

今回のセミナーでは、情報の一元管理による業務効率化・透明性および持続性の確保、そして収益改善というPLM活用の真価と小売業の競争力を高める新たなビジネスモデルについて考察します。さらに、海外小売業のみならずアシックス、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスなど、成長する国内企業における小売向けPLM導入の具体的な事例をご紹介いたします。

本オンラインカンファレンスは、2023年11月16日に配信をいたしました。その後、視聴登録されていなかった方や当日視聴できなかった方から視聴したいというご要望を多くいたただいたため、期間限定でアーカイブ配信いたします。

主催:株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

DCSオンラインカンファレンスのロゴ

協賛:セントリックソフトウェア株式会社 Centric Softwareのロゴ

配信概要

配信期間

2024年1月31日(水)まで

会場・形式

オンデマンド配信

参加料

無料(事前登録制)

参加対象

PB商品を開発する小売企業、海外事業を拡大したい消費財メーカー、商社・卸企業の経営企画部門、MD/商品企画/戦略部門、 商品調達/オペレーション部門、マーケティング部門、海外事業部門、サステイナビリティー担当部門の管理職の方

お申し込み方法

下記フォームよりお申込みください。

受付は終了しました

属人的でマニュアル管理の商品企画開発業務を日本企業が継続するリスク
MD計画とサプライチェーンの間に生じているシステム上の空白領域とは?

プログラム

※講演内容やスケジュールは予告なく変更する場合がございますので、予めご了承ください

約5分

【主催者挨拶】

株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア
流通マーケティング局 部長
デジタルマーケティング戦略室 室長
小平田 康寛

約40分

【講演①】

オムニチャネル戦略を成功に導くサプライチェーン変革
~顧客戦略と商品戦略を両立して収益化するために~

 

逸見 光次郎 氏株式会社CaTラボ 代表取締役
一般社団法人 日本オムニチャネル協会 理事
SCM部会リーダー

逸見 光次郎

 

コロナ禍を経て小売業各社がDXを迫られる中、顧客起点の店舗とネットを融合したオムニチャネル戦略は店舗を展開する企業においては必須のものとなります。一方でこれまで人口増加に伴う消費拡大の流れにのって成長し続けてきた小売業では、プロダクトアウトの商品戦略や、経験と勘に基づいたマーチャンダイジング、大量発注大量販売による粗利アップといった取り組みが行われてきましたが、人口減少の中で大きな見直を求められています。

とくに顧客と従業員、それぞれの“人”を大事にする戦略が求められています。CX(顧客体験価値)を高めるためのマーケティング戦略に基づく顧客データベース基盤の整備、インサイトの獲得、ロイヤルティの向上と平行して、顧客が求める商品の企画開発と品揃えによる商品在庫の最適化を行ってEX(従業員体験価値)を高める必要があります。本講演ではそのための思考と実行策について、具体的にお伝えいたします。

 

<逸見 光次郎 氏 プロフィール>
1994年三省堂書店入社。神田本店、成田空港店、相模大野店(立ち上げ)、八王子店勤務。99年ソフトバンク イーコマース入社。イーショッピング事業立ち上げ。イーエスブックス社MD、CS、社長室、広報、総務、広告営業等(後のセブンネットショッピング社)。2006年Amazonジャパン入社。ブックスMD。07年イオンリテール入社。イオン(株)事業企画プロジェクトチームにてイオンネットスーパー事業立ち上げ。その後、デジタルビジネス戦略チームにてデジタル事業戦略立案、M&A等に関わる。11年キタムラ入社。EC推進本部副部長兼ピクチャリングオンライン会長、のち統合して、執行役員EC事業部長。オムニチャネル(人間力EC)化を推進。17年独立。経営と現場、ITと営業/販売、管理を結び付けて全体最適でオムニチャネル化して収益を上げるコンサルティングを行っている。

約25分

【講演②】

欧米大手小売業で進むDXと加速する次世代型PLMの導入
SCM計画の空白期間を埋め、収益性向上を実現するセントリックの強みとは?

 

橋永 重弘 氏セントリックソフトウェア株式会社
営業本部長 日本事業責任者

橋永 重弘

 

小売業界は消費者の購買行動・価値観の変化に加え、原材料費の高騰やサプライチェーンの混乱など、事業環境の変化に直面しています。業態の垣根を越えた競争環境も激化する中で、今後の成長に向けた新たなビジネスモデルの創造が課題となっています。

消費者ニーズや市場トレンドにスピ―ディーに対応していくためには、サプライチェーン全体の課題を解決していかなければなりません。経営戦略から商品の企画開発、素材の調達、商品供給計画、マーケティングや販売、価格調整に至るまで、一元化された情報を社内だけでなくサプライチェーン上の関係者と共有することで、特定の個人に依存することなく業務の連続性を確保することができます。バランスの良い商品戦略の策定を支援、商品の的中率を向上させ、収益性を高めるための秘訣とは?

今回のセミナーでは、商品企画開発情報の一元管理による属人性排除と業務の可視化、プレシーズンとインシーズンを見据えたローリング(回転)型の事業管理を支援する次世代型PLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)をテーマに、小売業の競争力を高めるビジネスモデル創造に向けたアプローチについて考察するとともに最新事例をご紹介いたします。

 

<橋永 重弘 氏 プロフィール>
大手外資エンタープライズ・ビジネス・アプリケーション企業での営業、マーケティング分野でのマネジメント経験を経て、2016年より複数の外資ITスタートアップ企業の国内事業立ち上げに関わる。25年以上のIT業界における経験を有し、日本および海外に拠点を構える企業への業務アプリケーション提案、批准済み国際標準規格の啓蒙活動、ソフトウエア事業サブスクリプションモデル変換推進、海外発の新領域の業務ソリューション国内紹介と定着推進などの活動を通じ業界の発展に貢献。2021年7月より現職。

お申し込み方法

下記フォームよりお申込みください。

受付は終了しました

視聴方法

オンデマンドでの聴講形式です。自席や会議室などで、インターネットにつながる環境(PC、タブレット、スマートフォンなど)をご用意ください。ご登録後にメールが届きます。そのメールに記載されているリンクをクリックしてご視聴ください。

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