グローバル流通最新トレンドセミナー2018
小売業のデジタルイノベーションの可能性
膨張するアマゾン。リアル店舗小売業がとるべき道筋とは

2018/07/27 13:30

　「顧客起点」のデジタルイノベーションを次々と打ち出して世界最大のEC企業となり、小売業の最先端をゆくアマゾン。もはやどの小売業もアマゾンと競合することを免れない状況にあります。
　2017年に食品スーパー大手のホールフーズ買収したほか、今年はノースキャン＆ノーレジの「アマゾンゴー」を一般公開するなどリアル店舗事業に進出しています。アマゾンはリアル店舗事業においても、「顧客起点」のマーケティングとサービスの実現のために積極投資し、EC事業と同様に顧客からの信頼獲得をめざしているのです。
　このアマゾンの戦略に対して、リアル店舗小売業はどう対抗していくべきなのでしょうか。
　本セミナーでは、「アマゾン効果」による流通業界の地殻変動が著しい米国と欧州に焦点を当てて、S.M.R.,Inc代表の鈴木敏仁氏とPwCコンサルティング合同会社消費財・小売流通インダストリーパートナー矢矧晴彦氏に、今後、日本でも起こり得るデジタルイノベーションを見据え、リアル店舗小売業がとるべき道筋を示していただきます。

●開催日時

2018年9月6日(木)
14：00～17：00（受付開始13：30）

●会場

エッサム神田ホール2号館401号
東京都千代田区内神田3-24-5
http://www.essam.co.jp/hall/access/#building-2

●主催　株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

●受講定員　80人

●受講料　2万5000円（税込）

●講師　S.M.R.,Inc代表　鈴木敏仁氏
PwCコンサルティング合同会社　消費財・小売流通インダストリーパートナー矢矧晴彦氏

●プログラム

13:30	受付
14:00～15:00	講演① 「エクスペリエンシャル・リテール対Eコマース」時代リアル店舗小売業がとるべき２つの道筋　S.M.R.,Inc代表　鈴木敏仁氏　小売業界においてアマゾンの存在感が急拡大しています。会員向けサービス「プライムナウ」の充実ぶりやスマートスピーカー「アマゾンエコー」の普及拡大、オンライン薬局のピルパック買収によるヘルスケア事業参入などEC事業を強化。加えて、ホールフーズの買収、ノースキャン＆ノーレジの「アマゾンゴー」の展開などリアル店舗にも積極進出しています。　リアル店舗小売業はどのようにアマゾンを迎え撃つべきでしょうか。アマゾンの最新情報を報告するとともに、リアル店舗小売業がとるべき対抗策について解説します。＜プロフィール＞在米30年以上、現在はロサンゼルス在住。1997年にアメリカでS.M.R., Inc設立、米国流通業界を軸としたコンテンツ作成ビジネスを開始。また企業が実施する米国流通研修の企画およびコーディネートも合わせてスタート。1998年にリテールウェブを開設。年間訪問店数はのべ600店舗超、現場検証に基づいた分析をモットーとする。＜著書＞『ソリューションを売れ！』（ニューフォーマット研究所）『誰も書かなかったウォルマートの流通革命』（商業界）
15:00～16:00	講演② 「リアル店舗の立ち位置を変える」　PwCコンサルティング合同会社　消費財・小売流通インダストリーパートナー矢矧晴彦氏　アメリカと同様にヨーロッパでも、ネットリテーラーが急成長しています。今回のセミナーでは、まずPwCコンサルティングの世界消費者調査から消費者の意識、購買行動の変化を分析します。最新調査では、リアル店舗に人が戻ってきていることから、DC企業もリアル店舗小売業も顧客の買い方の変化に合わせることが重要となりつつあります。　リアル店舗に求められないこと、求められることを明らかにし、これからのリアル店舗の立ち位置を探ります。＜プロフィール＞日本および東南アジアを中心に、流通業や消費財メーカーの業務改革、戦略立案、M＆A支援などの経営コンサルティングを得意とする。近年は、顧客データの活用、海外事業強化などのコンサルティングプロジェクトを多く手掛けている。ヨーロッパの小売業の動向を長年ウォッチしており、それに加えて最近は中国の小売業も視野に入れている。＜著書＞「テスコの経営哲学を10の言葉で語る　元テスコCEOのテリー・リーヒー氏」翻訳（ダイヤモンド社）
16:00～16:15	休憩
16：15～17：00	対談「リアル店舗小売業のとるべき道筋とは」　S.M.R.,Inc代表鈴木敏仁氏　×　PwCコンサルティング合同会社　消費財・小売流通インダストリーパートナー矢矧晴彦氏