大使館との提携を始めるヤオコー、イタリア産商品のラインナップ強化へ
イタリア大使館・貿易促進部の意図
ヤオコーと提携するイタリア大使館・貿易促進部は、イタリア産製品の輸出促進とイタリア企業の国際化を図る組織。日本国内で開催されるさまざまなフェアにイタリア企業を招いたりセミナーをしたりしてイタリアメーカーの周知を図るのが同社のミッションだ。
イタリア大使館・貿易促進部としてはイタリア産の商品を外国にアピールしたい考えがあり、相互利益をもたらすヤオコーと提携を交わす運びとなった。イタリア大使館・貿易促進部のエリカ・ディ・ジョヴァンカルロ氏は、以下のように語る。
「イタリア人にとって、食品は常に話題の中心になるほど重要なもの。イタリア人は自国の食べ物と、それを育む土地に対する愛着が強い。それは日本人も同様で、イタリアと日本の重要な接点だと考えている。日本人の伝統を重視する考えや品質を追求する姿勢は、イタリア人にとって魅力的だ」(エリカ・ディ・ジョヴァンカルロ氏)
続けてエリカ氏は、「コロナ禍の外出自粛により外食産業の売上が落ち込んだ際も、イタリア産食品の日本への輸出量は減少が見られなかった。日本では家庭内でイタリア産の食材が頻繁に使用されていることがわかる」と話す。
最後にエリカ氏は「イタリア産商品の浸透のためにヤオコーと共に歩みたい」と思いを述べる。