超高齢化社会で「認知機能サポート」市場に注目!シニアの目に留まりやすい売場づくりが重要だ

石山 真紀(フリーライター・売場研究家)
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少子高齢化が進み2025年には団塊の世代すべてが75歳以上という超高齢化社会を迎える日本。健康寿命の延伸に向け認知機能低下への予防意識が高まっており、認知機能サポートの市場も年々伸長している。

DHA・EPA・イチョウ葉に続いて新素材も登場

 生活者の健康意識の高まりを受け、さまざまな健康訴求商品が店頭に並ぶなか、近年、認知症予防に関する商品が注目されている。

アクティブシニアのイメージ
健康寿命の延伸に向け認知機能低下への予防意識が高まっており、認知機能サポートの市場も年々伸長している i-stock/ferrantraite

 認知機能サポートは、DHA・EPAなどオメガ3脂肪酸やイチョウ葉を主成分とする商品を中心に市場が形成されている。富士経済の調査によると、2015年の機能性表示食品制度の開始以来、イチョウ葉を中心に“記憶力の維持”などを訴求した多数の商品が投入されたことで15年以降、同市場は2ケタの伸長で推移してきた。18年以降、伸長率は落ち着いてているものの、今後も新商品の投入や高齢者人口の増加などにより、堅調な伸びが期待されている。

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