3割の子供に味覚異常 乳児向け「食育だし」が舌を鍛える!
乳児の成長に合わせ、4段階で味覚を覚えさせる
このOiseries(オイシリーズ)が生まれた背景には、同社がもともと、アレルゲンフリーのポン酢をつくっていたことがある。
日本初、無添加・アレルゲンフリー、化学調味料・保存料無添加のだしぽん酢『黄金のだしぽん酢 プレミアム』だ。
このぽん酢を離乳食に使っているママたちから「ぽん酢に入っているだしを商品にしてほしい」という声が非常に多く集まるようになったのだ。それなら、赤ちゃん用に特化してつくろう」ということになり、本格的な開発がスタートしたという。
赤ちゃんの離乳食用のだしを扱っている企業は少なくない。しかし同社のように、赤ちゃんの成長に合わせて、4段階のステップで、味覚と嗅覚を覚えさせていくものはない。それが実現できたのはお客さんからの「こういうものをつくってほしい」という声に応えてきたからだ。
「こうした4つのステップを通じて、赤ちゃんに味覚(みかく)の教育ができる。わたしたちはそれを『味育(みいく)』と呼んでいる。大人になっても薄味を美味しく感じることができ、健康寿命を伸ばす役に立てれば」(広報担当者)
現在、オイシリーズの販売ルートは自社通販、百貨店、赤チャン本舗の3つのチャネルだ。
「量産化を目指すというより、少しずつ販路を広げて、こういうものがあることを知ってもらいたい。まず、本当にほしい人に届けたい」(同)
本稿は、「第3回美容・健康食品EXPO」(2020年1月20日~22日の3日間、幕張メッセで開催>での取材を元にしています