[AD]日清シスコのロングセラー菓子の秘訣とは
ロングセラーブランドを継続させる取り組み
── ロングセラーブランドの継続的な育成について、どのように考えて取り組んでいますか。
石田 ロングセラーブランドを育成していく上で、まずはそのブランドの「コアバリュー」を見極めることがとても重要だと考えています。たとえば、ココナッツサブレでは、サクサクッとした食感やココナッツ独特の風味です。コアバリューを残しながら、時代とともに変化していくお客さまのニーズをくみとって進化させていくことが必要だと思います。
一方で、期間限定商品などについては、攻めの施策にも積極的に取り組んでいます。今年5月には、「ココナッツサブレ」と暑さ対策日本一としても知られる埼玉県熊谷市がコラボした「ミネラル塩サブレ」を発売しました。自治体とのコラボレーションは当社としても初の試みであり、多方面から大きな反響をいただいています。
杉本 定番商品を維持しながら、期間限定品やバリエーションの展開などによりブランドの鮮度を維持していくことはロングセラーブランドを育成する上で重要な取り組みのひとつです。
「チョコフレーク」も、今夏はシリアルメーカーならではの新しい食べ方提案として、【牛乳をかけてもおいしい】とデザインしたパッケージを展開しています。冷たい牛乳をかけてスプーンで食べることにより、夏でもおいしく、手を汚さずに「チョコフレーク」をお楽しみいただくことができる食べ方です。また、これにあわせて、牛乳をかけることで人気のカフェモカの味わいを手軽に楽しめる「チョコフレーク カフェモカ味」を6月10日に期間限定で発売しました。
時代の移り変わりに伴って数々のブランドが姿を消していく中で、当社は時代によって多様化する消費者ニーズに対応したマーケティング施策を行うことにより、ロングセラーブランドの売上を伸ばしてきました。50年以上におよぶロングセラーということは、長年支持してくださっているロイヤルユーザーも数多く存在するということです。変えてはいけない本質的な価値を守りながら、お客さまのニーズに応じて少しずつ進化していくことの積み重ねが、ブランドを育てる大きな進化につながると考えています。