KSP-POS マーケットトレンドレポート「食用油」
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食用油全体
食用油は2020年 2 月以降、前年比プラスで推移。
特に 2020 年 4 月は 113 %と大きく伸長。直近 2020年 5 月も 110 %と好調が続いている。
平均価格では、直近 2020 年 5 月は過去 12 か月の中で最も高い価格となった。前年比も 106 %と上昇している。
▲KSP POS 食品 SM (全国 、月次 2019 年 6 月~ 2020 年 5 月)
サブカテゴリー別
食用油の中で最も金額が大きいサラダ油・天ぷら油は、直近2か月は構成比が減少しており、ゴマ油の構成が伸びている。また、構成比は小さいが米油は直近12か月継続して前年比プラス。前年比のプラス幅も大きい。
▲KSP-POS食品SM(全国、月次2019年6月~2020年5月)
伸長率の高いゴマ油や米油は、亜麻仁油やエゴマ油に比べると価格が安い。健康を意識する事にプラスして、使いやすい価格であること、また汎用性が高い事も好調につながっているかもしれない。
▲KSP-POS食品SM(全国、2020年5月)
全体の約4割の金額を占めているサラダ油・天ぷら油は、低価格だが直近2か月は前年よりも価格が上がっている。また、シェア2位のオリーブオイル、3位のゴマ油いずれも平均価格の前年比はプラスで推移。
▲KSP-POS食品SM(全国、月次2019年6月~2020年5月)