全国スーパーマーケット協会など3団体がまとめた食品スーパー270社の8月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年同月比2.4%減だった。巣ごもり需要で売り上げが大きく伸びた前年からの反動減が続いており、7カ月連続のマイナスとなった。19年8月比では3.7%増だった。
商品部門別では、主力の生鮮3部門が4.3%減(19年比7.0%増)で、青果・水産・畜産のいずれも前年割れだった。日配は1.3%減、一般食品は1.1%減だったが、総菜は2.3%増と好調を維持した。
地域別では全国6地域すべてが減収だった。減収幅が最も小さい北海道・東北が0.4%減、降雨量が多かった九州・沖縄は6.9%減と最も苦戦した。そのほか、関東は1.7%減、中部は2.9%減、近畿は3.1%減、中国・四国は2.9%減となった。