コスモス薬品が発表した2021年5月期の連結業績は、売上高が前期比6.1%増の7264億円、営業利益が13.9%増の331億円、純利益が26.7%増の271億円と増収増益だった。
売上高の6割弱を占める食品が7.1%の増収と好調に推移、医薬品は7.0%増、雑貨は5.3%増、化粧品は1.6%増だった。店舗については関東に18店舗、中部に25店舗、関西に13店舗など新たな商勢圏への出店を強化、計78店舗を新設した。これにより、期末店舗数は1130店舗となった。
22年5月期も引き続き、関東・中部・関西での出店を拡大する。売上高は7500億円、営業利益は332億円、純利益は250億円を見込む。今期から収益認識に関する会計基準を適用するため、前期との比較は公表していない。
なお、同社は7月12日、EC(インターネット通販)サイトの「コスモスオンラインストア」が第三者による不正アクセスを受け、約2万5000件のクレジットカード情報が流出した可能性があると発表した。
20年2月7日から21年4月22日の間にECサイトでクレジットカード決済した利用者のカード名義、カード番号、セキュリティコードなどが流出した可能性がある。同社では4月23日にECサイトのシステムを刷新しており、それ以降の情報漏えいは確認されていない。