ローソンが発表した2021年3〜5月期の連結業績は、売上高に当たる営業総収入が前年同期比8.9%増の1692億円、営業利益が約4倍の106億円だった。純利益は41億円の赤字から56億円の黒字に転換した。
ローソン単体の既存店売上高が前年同期の9.9%減から2.6%増に回復、全店平均日販は横ばいだったが、営業利益は約3.4倍の54億円となった。チェーン全店売上高は3.4%増の5459億円だった。
成城石井は4月に3度目の緊急事態宣言が発令されたことで内食需要が高まり、生鮮食品や総菜が好調に推移した。営業総収入は9.3%増の275億円、営業利益は12.7%増の31億円だった。
そのほか、ローソンストア100が増益、前年同期は営業赤字に転落していたローソンエンタテインメントとユナイテッド・シネマが黒字に転換した。
22年2月期の連結業績については、営業総収入が前期比9.3%増の7280億円、営業利益が22.3%増の500億円、純利益が55.4%増の135億円を見込む。従来予想からの変更はない。