全国スーパーマーケット協会など3団体がまとめた食品スーパー270社の5月の売上高は、既存店ベースで前年同月比3.0%減となり、4カ月連続で前年実績を下回った。新型コロナウイルス感染拡大で前年に内食需要が急増した反動が続いている。19年5月との比較では、6.7%増だった。
商品部門別では、全体の3分の1強を占める生鮮3部門が5.2%減となったほか、日配食品が4.5%減、一般食品が2.1%減だった。総菜は8.0%増と前月に続いて好調を維持した。
地域別では、関東が3.4%減、中部が4.8%減、近畿が2.5%減となるなど全7地域でマイナスだった。
大手食品スーパーでは、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが2.3%減、アークスが3.5%減となる一方、ライフコーポレーションが0.2%増と4カ月ぶりのプラス、バローホールディングス傘下のバローが0.3%増で3カ月ぶりのプラスだった。