全国スーパーマーケット協会など3団体が発表した食品スーパー270社の11月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年同月比3.3%増だった。青果の相場が下がり価格が低下したものの、気温が低く推移したことで鍋物関連などが好調で、10カ月連続のプラスとなった。
商品部門別では、生鮮3部門が4.1%増、調味料や酒類など一般食品も4.6%増と高い伸びを示した。総菜は0.4%増、日配は2.8%増だった。日用品など非食品も3.4%増と堅調で、肌着などのその他(1.8%減)を除くすべての部門でプラスとなった。
地域別では、全国6地域がすべて前年実績を上回った。北海道・東北が前月に続いて5.9%増と最も高い伸びとなり、中国・四国(4.1%増)や中部(4.0%増)も全体の伸びを上回った。近畿(1.4%増)と九州・沖縄(1.3%増)は伸び率が低かった。