全国スーパーマーケット協会など3団体が発表した食品スーパー270社の9月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年同月比1.0%増と8カ月連続で前年実績を上回った。新型コロナウイルス感染症の影響による内食傾向が続いており、生鮮3部門を中心に好調だった。
商品部門別では、主力の生鮮3部門は合計で5.7%増となった。内訳は、相場高だった青果が6.6%増、水産が4.4%増、畜産が5.6%増だった。日配は2.9%増となったが、総菜は0.6%減。前年は消費増税前の駆け込み需要があった酒類などを含む一般食品は1.5%減、非食品も10.5%減と苦戦した。
地域別では、台風接近の影響を受けた九州・沖縄が4.1%減となったものの、その他の5地域はいずれも前年比プラスだった。