ローソンが発表した2021年2月期上半期(20年3〜8月)の連結営業利益は、前年同期比54.6%減の166億円だった。新型コロナウイルス感染症の影響でコンビニエンスストア各社が苦戦したが、セブン-イレブン・ジャパンの3.0%減、ファミリーマートの30.5%減(国際会計基準での事業利益ベース)に比べて、大手3社では最大の落ち込みとなった。
主力の国内コンビニエンスストア事業のセグメント利益は、53.5%減の137億円だった。フランチャイズ加盟店を含むチェーン全店売上高が9.4%減となり、加盟店からのロイヤルティ収入を含む営業総収入は12.3%減の2127億円となった。「ローソン」「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」を合わせた店舗数は1万4500店舗と56店舗増えた。
一方、内食需要の高まりを受けて高級スーパーの成城石井事業は好調に推移した。売上高に当たる営業総収入は10.4%増の498億円、セグメント利益は24.1%増の48億円だった。
21年2月期通期の連結業績は従来予想を据え置いた。営業総収入は前期比8.2%減の6700億円、営業利益は44.4%減の350億円、純利益は75.1%減の50億円となる見通しだ。