1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた週刊スーパーマーケットニュース。マックスバリュ東海が、「ネットスーパー」と並行して「電話スーパー」を展開している。「ネットスーパー」は今では珍しくないが、「電話スーパー」にはパソコンやネット環境がなくても、電話やFAXで注文できる便利さがある。利用者全体のメリットを思えば、1店舗に2つの宅配手段があってもおかしくない(9月25日~10月1日のニュースをまとめました)。
マルエツ
全店にキャッシュレス決済サービスを拡大
マルエツは、9月29日から「Suica」、「PASMO」をはじめとする交通系電子マネーと、流通系電子マネー「楽天Edy」によるキャッシュレス決済サービスを、マルエツ プチ、リンコスを含む全301店舗で開始した。昨年9月には、電子マネー「WAON」を全店に導入。今年8月には、スマホ決済サービス「PayPay」を一部店舗から全店に拡大したほか、新たに「Alipay」、「WeChat Pay」を全店に導入するなど、キャッシュレス決済サービスを拡大してきた。交通系電子マネーと「楽天Edy」も今回、一部店舗から全店に導入し、利便性をさらにアップさせた。
U.S.M.Holdings
ロボット研究開発への提案を経産省が選択
経済産業省製造産業局ロボット政策室が推進する、ロボットフレンドリーな環境を実現するための研究開発事業「令和2年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」において、小売業分野で同社の提案が選択された。執行団体である日本機械工業連合会の公募で応募したもの。小売店舗の実際の業務オペレーションを分析し、どのような場面でどのような画像データが必要となるかについて整理し、求められる条件に適合する画像データの生成方法について研究開発を行っていく。
期待される応用分野としては、チェックアウト時の商品の認識、商品検索への応用、商品の棚への陳列、棚からのピックアップなどの応用が考えられる。今回の実験とともに、業界全体での情報共有を通じ、国内小売業全体のサービスレベル向上に寄与することを目的とした。
カスミ
住民の要望と市の協力を受け“移動スーパー”を開始
カスミは、10月2日から茨城県土浦市で“移動スーパー”の運営を開始する。おにぎりや弁当をはじめ、野菜や魚・肉などの生鮮食品、牛乳やパンなど購買頻度の高い生活必需品約400品目を搭載する。地域住民の要望と土浦市の協力のもとで64ヶ所を選定し、1日10~12ヶ所を巡回して販売する。同社は2013年3月から、つくば市で移動スーパーの運営を開始。今回の土浦市を含め6市1町で、車両8台が営業を行う。
ライフコーポレーション
「崇禅寺店」改装オープン
ライフコーポレーションは、1998年12月に営業を開始した「ライフ崇禅寺店」を改装し、9月26日にオープンした。今回の改装では、水産・総菜コーナーにライブ厨房を新設し、活気ある売場づくりに重点を置いた。また、注目される中食・内食需要に対応するほか、店内のレイアウトや商品棚を変更。各部門の品揃えを拡充した。
- 所在地・・・・・大阪市東淀川区東中島6-2-17
- 売場面積・・・727坪
- 駐車台数・・・24台
- 従業員数・・・79名(社員17名、パートナー62名)
オークワ
「スーパーセンター富雄中町店」改装オープン
9月26日オークワは、奈良市の「スーパーセンター富雄中町店」を改装オープンした。2014年11月に開店し、6年目を迎えた店舗で、今回は均一ショップ「ダイソー」の新規導入を含め、全面改装を実施。ダイソーを含むすべての商品を集中レジで一括精算が行えるようにし、スムーズに買物ができるようにした。食料品を中心に「低価格・良品質・安全・安心」をキーワードに、毎日の買物に「楽しさ・驚き・感動」を提案していく。
- 所在地・・・・・奈良市中町4876
- 売場面積・・・1,153坪
- 従業員数・・・76名(社員9名、パート・アルバイト8時間換算67名)
ベルク
「フォルテ羽生店」オープン
9月30日ベルクは、「フォルテ羽生店」をオープンした。カインズ、ニトリ、ユニクロなど20店舗のテナントが入る複合商業施設への出店となる。食のライフラインを使命とし、安心・安全な鮮度のいい食材、毎日使う加工食品を豊富に取り揃え、低価格で提供していく。「Better Life with Community 地域社会の人々により充実した生活を」がスローガン。
- 所在地・・・・・埼玉県羽生市小松406-1
サミット
33年ぶりの正月三が日全店休業
サミットは、ショッピングセンターへ出店する一部店舗を除いて、2021年正月三が日を全店休業にする。日々さまざまな不安やリスクに向き合って働いている社員、また家族やパートナーへの感謝の意を込めて、例年より1日多く1月3日まで正月休みとする。3日連続の休業は1988年以来、33年ぶりとなる。
アルビス
地方自治体と初の包括連携協定
アルビスは、地域社会の活性化および県民サービスの向上を目的とした包括連携協定を、9月23日に富山県と締結した。地方自治体と包括協定を締結するのは初めてとなる。連携事項は以下の8項目。
- 地産地消・食育の推進に関すること
- 防災・災害対策、県民の安全・安心に関すること
- 健康増進に関すること
- 高齢者・障がい者支援に関すること
- 子育て支援・青少年育成に関すること
- 環境対策に関すること
- チャレンジ支援、働き方改革・雇用に関すること
- その他県民サービスの向上・地域社会の活性化に関すること
マックスバリュ東海
大垣東店でネットスーパーと「電話スーパー」を開設
マックスバリュ東海は9月29日、大垣東店(岐阜県大垣市)でネットスーパーの配送サービスを開始した。大垣東店を配送拠点とするネットスーパーは、大垣市、瑞穂市、安八郡神戸町を配達エリアとし、今回の開設を含め17拠点となった。取扱商品は約1万4,000アイテム。一方、電話での注文が可能となる「電話スーパー」にも対応する。ネットスーパーのシステムを活用して届けるサービスで、会員登録制(無料)。取扱商品は約1,000アイテム。大垣東店を含め13拠点で対応する。いずれのサービスも配達料と、代金引換での支払いの場合には代金引換手数料が商品代金に加算される。
日本生協連
新媒体「つ・な・ご」を創刊
日本生協連は、持続可能な社会の実現をテーマにした新媒体「つ・な・ご」を創刊する。さまざまな社会課題を広く「認知」してもらい、紹介する商品の「購入」に繋げることで、課題解決の一助となることを目的に創刊した新しいスタイルの媒体。「伝統技術や文化の保護・継承」、「公正な社会・くらしの実現」、「国内支援・国際支援」の3つのテーマを切り口に、記事として紹介していく。9月下旬から生協の宅配で順次展開する。
カスミ
「茨城県産野菜でカレー・ハヤシを作ろう!」キャンペーン
カスミは、茨城県、ハウス食品と共同で、県産野菜を使用した地産地消企画である「茨城県産野菜でカレー・ハヤシを作ろう!」キャンペーンを、10月16日からスタートする。キャンペーンでは、「茨城県産健康野菜・お米&ハウス詰め合わせセット」が抽選で当たるプレゼント企画やオリジナルレシピの提案を行い、県産野菜の消費拡大を盛り上げていく。11月29日まで。
ライフコーポレーション
<首都圏>発売2年で85万パック売り上げた“むきえび”
<首都圏>富山県の銘産品の応援第3弾
ライフコーポレーションがオリジナルで販売する「味と食感が自慢のむきえび」が、発売2年で売上個数85万パックを突破した。えび本来の旨みを活かし、さらにプリッとした食感を実現した商品。「こだわりのむきえび」から「味と食感が自慢のむきえび」に商品名を変えて、首都圏で販売中。
同社はまた9月26日から首都圏の店舗で、富山県の銘産品を特別販売した。5月、8月に実施した特別販売の第3弾。土産品として人気の菓子や練り物計10品を用意した。