週刊スーパーマーケットニュース オーケー、顧客満足度調査で10年連続1位

ダイヤモンド・チェーンストア編集部
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1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた週刊スーパーマーケットニュース。日本生産性本部が行った「JCSI(日本版顧客満足度指数)」の今年度第1回目の調査で、小売業ではディスカウントSMチェーンのオーケー、CVSチェーンのセイコーマートが顧客満足度1位を獲得した。総計12万人以上の利用者からの回答をもとに実施された調査で、日本最大級の顧客満足度調査だと言われているが、調査の対象外となった小売業についてはどう扱われているのだろうか。国内の食品スーパーマーケットの企業数は1,000社を超え、店舗数は2万500店舗ほどと推定される。すべての企業と店舗が1位になるべく、切磋琢磨(friendly competition)してもらいたいと考える(9月18日〜24日のニュースをまとめました)。

オーケー

マルエツ
「LINE公式アカウント」を全店で開始

 マルエツは9月18日から、「LINE」による「LINE公式アカウント」を、マルエツ プチ、リンコスを含む全301店舗で運用を始めた。より多くの顧客に向けて、普段利用する店舗のお買得情報やクーポンを直接、タイムリーに届けられるようになる。「LINE」は国内で月間8,400万人以上が利用するコミュニケーションアプリで、「LINE公式アカウント」は、「LINE」上で店舗と顧客を直接つなぐコミュニケーションツール。店内のポスターやリーフレットに掲載されたQRコードをスマートフォンなどで読み取り、お気に入りの店舗を「友だち追加」すると、その店舗の「友だち限定クーポン」をはじめ、チラシやレシピ情報など買物に役立つ情報が得られる。同社はこれまで、WEB上でチラシを閲覧できる電子チラシや「マルエツチラシアプリ」で買物情報を届けてきたが、情報提供の幅がさらに広がることになる。

カスミ
「フードスクエアカスミ結城店」リニューアルオープン

 9月25日、茨城県結城市の「カスミ結城店」を「フードスクエアカスミ結城店」としてリニューアルオープンする。2000年2月より営業してきた店舗を、今回のリニューアルでフードスクエア業態に転換した。「安全・安心」「健康」「即食」をキーワードに、「品質・鮮度・味」にこだわった商品とメニューの提案を通して、食の専門店としての利便性を高めていく。また、地域の顧客のニーズに沿った品揃えとライフスタイルに対応し、地域で一番愛される店づくりを目指す。

  • 所在地・・・・・茨城県結城市下り松3-3-1
  • 売場面積・・・606坪
  • 年商目標・・・20億円
  • 駐車台数・・・156台
  • 従業員数・・・正社員15名、パート・アルバイト39名(7.75時間換算)

ヤマザワ
フードドライブを仙台市で実施

 ヤマザワは仙台市と協力し、食品ロスを減らすため、顧客の自宅などでストックされている食品を店舗に持ち込んでもらい、フードバンク団体に寄付するフードドライブを実施する。賞味期限が1ヶ月以上先の常温保存できる生鮮食品以外の食品を対象とし、中田店と住吉台店に回収ボックスを用意した。2021年3月31日まで実施する。

ベルク
買物アプリ「スマベルク」のサービス開始

 ベルクは、9月25日から北坂戸店で、レジに並ばず、スマートフォンで商品バーコードを読み取り、支払いができる「スマベルク」のサービスを開始する。App StoreまたはGoogle Playから「スマベルク」をダウンロードし、ベルクカードを登録すれば、だれでも利用できる。順次、導入店舗を増やしていく予定。利用方法は、①利用店舗の入口にある「店舗QRコード」を読み取ってチェックイン、②買いたい商品のバーコードをスキャン、③買物を終えたら「支払」ボタンをタップして、アプリ内で決済完了、④「退店QRコード」を読み取って買物完了。

オーケー
顧客満足度調査で10年連続1位

 オーケーは、「JCSI(日本版顧客満足度指数)」(日本生産性本部サービス産業生産性協議会)が、9月16日に発表した2020年度第1回調査で、スーパーマーケット業種として顧客満足度第1位となった。2011年度に調査対象となってから10年連続の1位。JCSIが定める6指標のうち、知覚価値、顧客満足、ロイヤルティの3指標で1位の評価となった。2020年度は、年5回に分け、年間約30業種、約400の企業・ブランドの調査を実施する。第1回調査の他業種の顧客満足度トップは、以下のとおり。

  • コンビニエンスストア-セイコーマート 
  • シティホテル-帝国ホテル 
  • 携帯電話-Y!mobile(スマフォ) 
  • 銀行-住信SBIネット銀行
  • 電力小売-大阪ガスの電気 
  • ガス小売-東京ガス
  • MVNO-mineo

アルビス
6月スタートですでに3台稼働の移動スーパー

 アルビスは2020年6月から富山市で移動スーパー「とくし丸」の事業を開始。9月16日には石川県で初となる3号車の営業を始めた。カバーエリアは羽咋市と宝達志水町。営業開始にあたり、羽咋市と宝達志水町と「地域見守り活動に関する協定」を締結し、羽咋警察署から「地域見守り活動委嘱状」の交付を受けた。

マックスバリュ東海
「Uber Eats」サービスを試験導入

 マックスバリュ東海は「Uber Eats」を利用した店舗商品配達の試験導入を、9月7日から御器所店(名古屋市昭和区)で開始した。取扱品目数は約1,400品目。注文から30分程度で商品を利用客に届ける。試験導入は11月30日まで。

イオン東北
フードドライブ実施の期間を拡大
「寒河江中央店」リフレッシュオープン

 イオン東北では、10月1日から2021年3月31日まで、仙台市と連携し、市内のイオンとイオンスタイル計5店舗でフードドライブを実施する。10月1日から始まる「食品ロス削減推進月間」に合わせての実施で、昨年度よりも期間を拡大して来年3月31日まで継続する。

 同社はまた、9月25日にマックスバリュ寒河江中央店リフレッシュオープンする。今回のリフレッシュでは、「山形の新鮮でおいしい品を毎日ご提供」をコンセプトに売場や設備を改装。地場商品・手土産コーナーを新設して、地元商品の取り扱いを増やした。生鮮食品の売場では、庄内浜で水揚げされた鮮魚や地域の生産者から直送された地場農産物、「米沢牛」など、地域に馴染みのある商品を強化した。

  • 所在地・・・・・山形県寒河江市ほなみ2-1-9
  • 売場面積・・・651坪
  • 駐車台数・・・230台

マルエツ
「#元気いただきますプロジェクト」参加で第2弾

 生産者の応援のため農林水産省が進める「#元気いただきますプロジェクト」への参加企画として、マルエツは、北海道産の天然「生秋鮭」を9月22日から10月2日まで販売する。第1弾の三重県「伊勢まだい」販売(9月1日~30日)に続く第2弾。

サミット
シリーズ第34弾の秋に向けたエコバッグ
「バルサミコ酢で食べる秋のいちじくサラダ」

 サミットは、「サミットエコバッグ」シリーズの第34弾として、9月19日に新バージョンのバッグを発売した。2011年11月の発売以来、シーズンごとに新たなデザインのバッグを発売し、これまで累計約27万6,000袋以上を販売。今回は、“みのりの秋”の食卓をイメージして、香辛料(ハーブ&スパイス柄)をモチーフにした。税抜128円。

 サミットはまた、インストアサラダの商品で、「いちじく」の甘さと「バルサミコ酢」のコク・酸味がマッチしたサラダに仕立てた「バルサミコ酢で食べる秋のいちじくサラダ」を税抜258円で9月27日まで販売する。旬の「いちじく」と黒胡椒ポークハム、モッツァレラチーズ、パプリカなどで盛り付け、「バルサミコ酢」と「塩レモンオリーブオイル」を添付したサラダだ。

マックスバリュ西日本
「MVデリカグランプリ」を開催

 マックスバリュ西日本は9月16日から29日までの2週間、総菜の「美味しさ頂上決戦!MVデリカグランプリ」を行う。グランプリではデリカのバイヤーがおすすめの商品を5点エントリー。顧客に“食べて美味しかった商品”や“食べみたい商品”に投票してもらい、得票数が最も多かった商品について、期間限定で値下げして販売する。今回は2回目の実施で、1回目の5月のグランプリでは、3,000票以上の投票があった。

ライフコーポレーション
<近畿圏>「直火釜で具材を炒めたサクっと春巻」

 ライフコーポレーションは、中華料理の定番の春巻。高温の直火釜で炒めた6種類の具材(鶏肉・キャベツ・たけのこ・にんじん・春雨・きくらげ)の食感と、独自の配合で製造した皮のパリパリ感が楽しめる「直火釜で具材を炒めたサクっと春巻」を近畿圏で販売。PB“ライフスマイル”からの発売で税抜158円。

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