ファミリーマートとローソンは、7月のレジ袋辞退率を明らかにした。ファミマは速報値で77%、ローソンは7月1日〜25日の実績値で76%だった。日本フランチャイズチェーン(FC)協会では、加盟する主要コンビニエンスストアが2030年までにレジ袋辞退率60%以上を達成する目標を掲げているが、ファミマとローソンはこの目標を上回った。
プラスチック製レジ袋の有料化が義務付けられたことに伴い、ファミマとローソンは7月1日からレジ袋の無料配布をやめていた。有料化前のレジ袋辞退率は、ファミマが30%だった。また、日本FC協会加盟のコンビニ各社の平均は、19年度で20%台前半だった。
ファミマでは、レジ袋使用量の削減につなげるために、バーコード決済機能付きアプリ「ファミペイ」を提示した上でレジ袋を辞退すると、エコスタンプを進呈するキャンペーンを実施しているが、7月のエコスタンプ進呈数は累計で約600万個となった。エコスタンプは30個貯まると商品クーポンと交換できる。
一方、ローソンでは同社のプライベートブランド商品のロゴとパッケージのデザインを手がけるnendo(ネンド)が新たにデザインしたエコバッグ2種類(いずれも税込み850円)を、8月4日から関東・甲信越地方の「ローソン」と「ナチュラルローソン」で発売した。