全国スーパーマーケット協会など3団体が発表した食品スーパー270社の6月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年同月比4.5%増だった。5月下旬に緊急事態宣言が全面解除されたことで、5月の9.9%増(確報値)に比べて伸び率は鈍ったが、5カ月連続で前年実績を上回った。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う内食需要の増加を反映して、生鮮3部門が7.3%増、日配が4.4%増、一般食品が3.0%増となる一方、中食需要が低下しているため、総菜は1.0%減だった。
地域別では、6地域全てがプラスで、北海道・東北(4.8%増)、関東(4.9%増)、中部(5.2%増)、中国・四国(5.4%増)の伸びが目立った。