メニュー

週刊スーパーマーケットニュース リンコス横浜馬車道、原信来迎寺、イオン石巻駅前などコロナ禍での新店オープン

1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた『週刊スーパーマーケットニュース』。コロナウイルス感染拡大に対して、各社の支援行動や予防対策の動きが活発化してきた。影響を受けた地域商品の販売機会の提供、従業員への慰労金支給、医療機関へのマスクなどの提供・・・・・。関西スーパーマーケットの兵庫県伊丹市への防護マスクの寄付は、感染災害対策のために備蓄していたものを提供したという。やはり「備えあれば患いなし」。感染拡大の患いは残るが、関係者にとって有り難い申し出であることに間違いはない(4月17日から23日のニュースをまとめました)。

写真はリンコス九段下店

マルエツ
「リンコス」横浜馬車道店オープン

 マルエツは、「リンコス」名では、6店舗目の出店となる「リンコス横浜馬車道店」を4月23日にオープンした。ハイクオリティな品揃えとサービス機能を持った、顧客のより高いニーズに応える高品質スーパーマーケットという位置付けだ。
 出店は、横浜市中区の北西側、横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道駅」直上に誕生する商業・文化施設「KITANAKA BRICK&WHITE」の1階。横浜市最大規模・最高層の分譲マンション(総戸数1,176戸)や、長期・短期滞在型宿泊施設(総客室数175室)が併設されていて、発展が期待されるエリアとなっている。
 商圏内居住者やオフィスワーカーのニーズに対応した高鮮度・高品質な上質商品、生鮮・惣菜の品揃えを充実したほか、タイムマーチャンダイジングを徹底して展開していく。特に惣菜コーナーでは、国産食材を使用した商品、精肉・鮮魚の生鮮食材を使用した商品など、こだわりが詰まった商品を提供する。地場商品として、「中華和菓子」や「アイス」、「クラフトビール」も品揃えした。

原信
来迎寺店オープン

 原信は、旧店舗の敷地を拡張し、移設新設するかたちで「原信来迎寺店」を4月25日にオープンする。店舗数は65店舗となった。
 「365×朝昼晩」の毎日が楽しくなるサラダライフを提案するほか、カフェコーナーに48席を設け、専用窯で焼き上げた本格ナポリピザや素朴でやさしい味わいの田舎風フランスパン、自家製の濃厚プリン「とろぷり」を販売。店内製造の焼きそば、お好み焼き、ひと口ステーキなどを提供する鉄板屋、厳選した旬の魚を店内で焼いて、煮て、揚げたものを提供する魚菜屋などのほかに、地場野菜やグループショップのLACOTE、日本酒地酒、地元銘店の味を多数品揃えした。

ライフコーポレーション
武蔵小山店改装オープン

 「ライフ武蔵小山店」の改装では、中食・内食のニーズに応えるため総菜売場を拡充し、おいしさにこだわった出来立て商品の品揃えを強化した。また、2階売場にドラッグコーナーを新設し、日用品や衣料品などのノンフーズ商品も豊富に取り揃えることで、日常生活に欠かせない店舗として位置付ける。4月18日の改装オープン。

関西スーパーマーケット
セルバ店リニューアルオープン

 2003年11月に営業を開始した店舗をリニューアルし、4月21日にオープンした。今回のリニューアルでは、毎日の食卓をサポートする「デリカステーション」、食の情報発信の場となる「キッチンスマイル」、インストアベーカリーの「ブレッチェン」、季節の花を取り揃えた「フラワーガーデン」、ゆっくりと休憩できる「くつろぎ広場」などを設置した。
 自慢の商品としては、現在24品目を展開中で、一番旬な時期に水揚げした紅鮭を低温熟成し、旨みを最大限に引き出した「極紅」、本来のマグロの旨みを追求した「極まぐろのたたき」、現地スタッフがおいしい果実だけを厳選した「グレープフルーツ(めぐみ)」などがある。また、豚カツの厚みや大きさ、具材や、焼津産鰹節と日高産昆布使用の特製だれなどをリニューアルした人気の「石田豚ロースカツ重」など、味わい・おいしさにこだわった商品も取り揃えた。

イオン東北
石巻駅前オープン

 イオン東北は4月23日、JR石巻駅の市役所1階にイオン石巻駅前店をオープンした。イートインの「ここdeデリ」に85席を設けたほか、新鮮な地場野菜や鮮魚、即食商品を強化し、駅前の便利なスーパーマーケットとして機能させていく。今後は、全国の医療機関の処方せんを受け付ける調剤薬局も開設の予定。また、100円均一ショップ「セリア」や地域の馴染みの専門店を展開し、ワンストップショッピングを実現する。


ライフコーポレーション/原信ナルス/マックスバリュ西日本
「第11回からあげグランプリ®」金賞受賞

 日本唐揚協会主催のグランプリ(スーパー総菜部門)で、ダブル受賞となったのがライフコーポレーション。首都圏では「純和赤鶏むね唐揚げ」、近畿圏では「九州産うまかハーブどりもも唐揚げ」が金賞を受賞した。原信ナルスは「旨み醤油香る・とりのからあげ」が金賞となり、2年連続の受賞となった。また、マックスバリュ西日本の「とりからあげ」も金賞を受賞した。

ヤマザワ
「優秀(ダイヤモンド)企業」として認定受ける

 山形県が取り組む“女性の活躍推進”、“仕事と家庭の両立支援”の一定基準を満たした企業として、「やまがた 子育て・介護応援 いきいき企業」の「優秀(ダイヤモンド)企業」に認定された。今後も、時代に合わせた「働き方改革」の実現に向けて取り組んでいく。

ライフコーポレーション
土産菓子メーカーと酪農家支援

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、苦境に立つ土産菓子の特別販売を4月25日と5月2日に実施する。観光地で販売されている銘産菓子の消費を支援するとともに、観光地へ行けない消費者に少しでも観光気分を味わってもらう。また、学校給食用牛乳の供給停止を余儀なくされている酪農家への支援として、4月22日から5月2日まで、200ml牛乳2万4,000本を販売する。税抜78円/本。

ベルク
コロナ感染予防で袋詰めの混雑緩和対策
全従業員に「慰労感謝金」を支給

 ベルクは新型コロナウイルス予防の観点から、袋詰め台での混雑緩和のため、イートインコーナーでの利用を休止し、当面のあいだ、買物後の袋詰め台として利用してもらう。

 ベルクはまた、4月15日、グループの全従業員1万863名に「慰労感謝金」を支給した。コロナウイルス感染症が拡大するなか、増大する業務量への感謝の気持ちと労に報いた。同グループはすでに、従業員の健康チェックおよび相談窓口などの体制を整え、レジ付近では対応を徹底している。また、全店での通常営業を継続するため、4月入社の新入社員へのレジ教育の実施や求人を拡充するとともに、部長などの管理職も含めた本社従業員が店舗業務に入り、全社体制で対応していく。

関西スーパーマーケット
感染拡大防止策としてマスク寄付

 関西スーパーマーケットは4月20日、兵庫県伊丹市に防護マスク(N96個別包装マスク)1万9,000枚を寄付した。感染災害対策のために備蓄していた防護マスクを、市立伊丹病院や市内の医療機関で使用してもらう。

マックスバリュ東海
地域支援で県産養殖マダイを販売

 マックスバリュ東海は4月17日から19日までの3日間、三重県の32店舗で伊勢マダイを販売した。コロナウイルスの影響で需要が落ち込んでいる県産養殖マダイの消費機会の拡大を図り、生産者の応援、地域の活力を高めることを目的とした。18日が「三重県民の日」ということもあって、「三重うまいもの市」も併せて開催した。