週刊スーパーマーケットニュース ヤオコースマーク伊勢崎店オープン、アジア料理揃えた「味庵」新設

ダイヤモンド・チェーンストア編集部
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1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた『週刊スーパーマーケットニュース』。ヤオコーは3月26日スマーく伊勢崎店をオープンした。売場面積は683.8坪。総菜では、アジア料理全般を取り揃えた新売場「味庵」(あじあん)売場を新設。目的来店型の店をめざし、生鮮、グロサリーにも同様力を入れている(3月20日から26日までのニュースをまとめました)。

ヤオコー浦和中尾店
写真はヤオコー浦和中尾店

ヤオコー
「スマーク伊勢崎店」オープン

 ヤオコーは3月26日、群馬県伊勢崎市にスマーク伊崎店をオープンした。ショッピングモールへの出店となり、群馬県では16店舗目、計166店舗の展開となる。
 ストアコンセプトは、『「美味しさ」を第一に「楽しさ」を提供するお店〜「美味しさ」と「楽しさ」で目的来店型のお店を実現しよう〜』。主な売場の特徴は以下の通り。

<生鮮>

 精肉は、「ブラックアンガスローストビーフ」を看板商品とし、ローストビーフを使ったメニューを提案する。週末はステーキ、ブロック、角切りなどを展開。料理の用途に応じた品揃えを行う。鶏肉は「香味どり」の美味しさや鮮度を訴求した。
 鮮魚は、近海魚と切身で「旬」を打ち出す。その日のおすすめの魚1品を「今日のコレ」とし、単品量販で売場の賑わいを実現するほか、対面販売で臨場感を出す。
 野菜は、地元コーナーを中心に伊勢崎ブランドを打ち出した売場づくりを行う。また、特設平台を活用して頻度品や旬商品の単品量販も実施。果物は、商品のはしり、さかり、なごりなどに分け、平日・週末で変化のある売場づくりを目指した。花は、切り花だけでなく、鉢物や香りのよいソープフラワーといった、上質感のある造花の品揃えも行う。

<デリカ>

 総菜は、亜州料理(アジア全般の料理)「味庵」売場を新設。海老チリ、チャーハンなどは鉄板を使って、ライブ感のある方法で提供していく。ちょっとイイネのSサイズを揃え、いつでも出来立を用意する。また、煮魚・焼魚などの魚総菜の「漁火」をコーナー化し、鶏唐揚の「幸唐」、「味庵」と一体感のある売場をつくりあげる。
 寿司部門では、「味噌・醤油焼きおにぎり」の実演販売を実施。売場から見える位置に専用の電気グリラーを設置し、五感で楽しめる演出を行う。

<グロサリー>

 日配食品のチーズコーナーでは、ナチュラルチーズの品揃えを強化。特にクリームチーズは、つまみに加えメニュー提案や試食も行う。また、中華総菜はPB商品の品揃えを豊富にした。ドライ食品では、定番の米は2㎏などの小容量サイズの品揃えを充実させたほか、豆菓子は様々なサイズを用意。ポケット菓子やグミなどの駄菓子も、世代を問わずに選べる展開をめざした。

  • 所在地・・・・・群馬県伊勢崎市西小保方町368
  • 店舗面積・・・683.8坪
  • 年間売上・・・18億円(初年度予定)
  • 駐車台数・・・3,700台(ショッピングモール全体)
  • 従業員数・・・正社員19名、パートナー・ヘルパー・アルバイト130名(延べ人数)

オークワ
「名張西原店」移転オープン

 オークワは店舗の老朽化への対策や競合店との差別化を進めるべく、3月26日、移転・新築オープンした。旧店舗とは名張街道を挟んで東向かいへの移転となった。
 移転オープンに伴い、以下のような取り組みを行った。

①産地・素材・製法にこだわったPB商品「オークワプレミアム」では『美ミニトマト』や『平飼いたまご』をはじめ、商品を知り尽くしたバイヤーが薦めるPB商品「オークワマルシェ」では『名物カルビ重』や『勝栄丸かつおたたき』、バイヤーとメーカーが共同開発した「オークワセレクト」では『シャンモリ甲州ワイン』を提供する。
②農産コーナーでは地場野菜を強化し、地産地消に取り組んでいく。また、スプラウトやロカボナッツなど、体にやさしい商品も取り揃えた。
③畜産コーナーでは少量パックのほか、オークワプレミアムの「薩摩もち豚」なども品揃えし、競合店との差別化を図った。
④水産コーナーでは三重県産の鮮魚や独自ルートで仕入れた産直商品を品揃えするほか、魚屋の寿司コーナーを充実させた。
⑤総菜コーナーでは店内製造の惣菜を拡充し、オークワプレミアムの「名物鶏ももからあげ」やオークワマルシェの「名物コロッケ」などを提供する。

  • 所在地・・・・・三重県名張市西原町2441
  • 売場面積・・・647坪(直営)
  • 年商予定・・・14.5億円
  • 駐車台数・・・140台
  • 従業員数・・・44名(社員6名、パート・アルバイト38名/8時間換算)

カスミ
「オフィスマ茨城県庁店」オープン

カスミは、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスの「U.S.M.H公式モバイルアプリ」によるモバイル決済(Scan&Go)を利用した、無人店舗のオフィススマートショップ(以下・オフィスマ)を3月26日、茨城県庁内にオープンする。

 オフィスマ茨城県庁店は、生産者と消費者を結ぶ「やさいバス」事業の商品受け渡しの機能を担う。オフィスマでの収益をもとに、やさいバス事業の安定した配送体制を確立し、地域経済の発展に寄与することを目指した。また、来庁する地域の住民や庁内で働く職員の食の充実と利便性に貢献することも目的とした。売場面積は9坪で、以下のような機能を果たす。

①やさいバスの停留所(生産者と消費者を結ぶ場=配送拠点)としての役割を担う。
②「U.S.M.H公式モバイルアプリ」によるモバイル決済(Scan&Go)を利用した無人店舗。利用者のスマートフォンにダウンロードしたアプリを使い、商品のバーコードをスキャンして決済する。レジに並ぶ必要なし。
③取扱商品は、地域商品やチョコレート、スナック、キャンディ、ペットボトルの茶・ジュース・スポーツ飲料、シリアル、健康食品など約500品目。

ライフコーポレーション
2019年度の食育ツアーに9,508名が参加

保育園、小学校、児童館などに通う子どもを対象に、不足しがちな野菜や果物を摂取することの大切さを学ぶ食育活動プログラムで、食べ物の働きを学び、店舗の売場で実際に“見て・触れる”体験型の学習企画。2019年度は209回実施し、9,508名が参加した。

サミット
AI通訳機「POCKETALK®(ポケトーク)S」を全店導入

 サミットは、海外からのお客への接客をスムーズに行うため、ソースネクスト(東京都港区)のAI通訳機「POCKETALK®(ポケトーク)S」の導入を全店に拡大する。3月21日から順次の導入。サービスカウンターに設置し、決済時のトラブル対応、商品説明、困っているお客への声掛けなどに役立てる。

関西スーパーマーケット
納品期限緩和への取り組みを開始

 賞味期間の3分の1以内で店舗に納品する慣例、いわゆる「3分の1ルール」で運用していたものを、賞味期間180日以上の商品を対象に、「2分の1ルール」に見直す。これまで60日以内に納品されていた商品を90日まで緩和する。4月1日からの実施で、対象商品群は飲料、菓子、カップ麺。

新規出店
マミーマートとオーケー、ほか

マミーマートは「生鮮市場TOP東松山店」を3月25日にオープン。スーパービバホーム/ビバモール東松山店との共同出店。埼玉県東松山市神明町2-11-6。

 オーケーは「高品質・Everyday Low Price」のディスカウントSM「オーケー武蔵浦和店」を、4月21日にオープンする。売場面積593坪で、駐車台数は125台。さいたま市南区白幡1-15-25。

マックスバリュ東海は、開店して約30年の「マックスバリュ湯河原店」の建て替えを行い、3月26日にオープンする。営業時間を23時30分に延長。商品面でも普段使いからこだわり商品まで、求めやすい価格で提供する。売場面積293坪、駐車台数97台。神奈川県足柄下郡湯河原町中央1-21-1。

マックスバリュ九州は4月23日、「マックスバリュ エクスプレス博多消防署通り店」をオープン。生鮮食料品、加工食料品、酒、弁当、総菜などを取り揃え、年中無休で営業。売場面積は144坪。福岡市博多区博多駅前4-29-15。

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