1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた『週刊スーパーマーケットニュース』。全国スーパーマーケット協会は、消費税増税後の諸制度の影響についてアンケートを実施し、結果を発表した。消費動向については、想定よりも悪いとの回答も多く、回復には時間がかかりそうだ。（12月20日から26日までのニュースをまとめました）。
全国スーパーマーケット協会
消費税増税後のアンケート結果を発表
消費税増税後の諸制度の影響について、国内のスーパーマーケット966社にアンケートを実施。回答のあった213社（回答率22.0％）の結果を発表した。
調査結果の概要は、以下のとおり。
①軽減税率制度について、消費者の理解が広がっていないとする回答が多かった。一方、「イートイン・テイクアウト問題」では、大きな混乱はなかった。
②キャッシュレス・ポイント還元事業については、対象事業者の4割程度が来客や売上にプラスの影響があると回答。一方、非対象事業者においては半数以上がマイナスの影響を指摘した
③10月以降、キャッシュレス・ポイント還元事業の参加事業者においては、キャッシュレス決済比率が平均14.3％上昇した。
④事業終了の来年6月以降のキャッシュレス決済比率に関する意向については、各社で判断が分かれた。
⑤消費税率引き上げ後の消費動向については、約4割が「想定より悪い」と回答。今後の消費回復については、「しばらく回復しない」が6割を超えた。
コープさっぽろ
サツドラと包括業務提携契約を締結
12月20日、サツドラホールディングスと業務提携契約を締結し、北海道経済の活性化と道民の利便性向上に資する事業に取り組む。
新たに設置する任意団体『北海道MD機構』（略称：HMD）のもと、以下の業務について提携する。
①取扱品目の商流と物流
②商品開発
③決済・ポイントなどの各種サービス
④システム開発
⑤関係会社の事業統合
⑥両社が所有する資産の有効活用
⑦地域的課題解決に向けたCSR活動など
⑧上記以外の取り組み
①については、2021年までを目途に、非食品系はサッポロドラッグストアーを主体に、食品系はコープさっぽろを主体に、順次進めていく。物流については、コープさっぽろグループの北海道ロジサービスを主体に構築する。
サツドラホールディングスの2019年5月期の売上高は846億4,900万円。ドラッグストア175店舗、インバウンドフォーマット29店舗、調剤薬局10店舗、北海道くらし百貨店4店舗の合計218店舗を展開する。
日本生協連
主要地域生協の11月度供給高
日本生活協同組合連合会は、全国65主要地域生協の11月度の供給高速報を発表した。総供給高は前年比98.8％と前年割れ。前月に引き続き消費税増税の影響がみられる。店舗については増税後の客数減が影響し、前年比96.4％と前年割れ。農産、酒、住居関連品が不調だった。宅配は前年比100％、うち個配は101.4％と前年並みに復調した。
コープみらい
間伐と門松づくりを子どもが体験
12月14日、コープみらい秩父の森で行われたイベント「竹の間伐体験とミニ門松づくり」を開催し、子ども5名を含む7組15名が参加した。参加者は、イベントを運営する認定NPO法人JUON NETWORKのスタッフによる、自然に関するクイズに答えながら森のなかを散策したあと、スタッフや森を守る応援団に教わりながら、竹を切り出した。地元の久那町会の協力で竹を加工。紅白の紐や梅の花飾りなどで飾り付け、思い思いのミニ門松をつくった。
オークワ
3月に「ちびっこ健康マラソン大会」開催
和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で来年3月7日、オークワとエスビー食品が主催、後援・和歌山市教育委員会、協賛・アサヒ飲料の「ちびっこ健康マラソン大会」を開催する。小学生1,000名の参加を予定し、学年に応じて1.5km、2.0km、3.0kmの3コースを用意する。35回目の開催。
マミーマート／CGCグループ
全国児童画コンクールで震災基金に寄付
2019年7月から9月初旬にかけて募集した「第38回全国児童画コンクール」（主催・毎日新聞社、日本児童画振興会）で、協賛するCGCグループの加盟企業マミーマートが、およそ25万円を宮城県の「東日本大震災みやぎこども育英資金」に寄付した。全国の応募総数は55万作品（寄付金総額227万円）を超え、マミーマートには5万弱の作品が寄せられた。CGCグループでは、作品応募1点につき5円をグループが積み立て、寄付に充てている。
ライフコーポレーション
初開催の「牛乳パックリサイクル促進キャンペーン」
12月14日、ライフ八戸ノ里店（東大阪市）で「牛乳パックリサイクル促進キャンペーン」を開催した。同イベントは、店頭において牛乳パックのリサイクルを楽しく学べる顧客参加型のイベントで、延べ139人が参加した。同社では初めての開催。
ダイエー
『ディッパーダン』が仏「バーバパパ」とコラボキャンペーン
ダイエーグループのオレンジフードコートが運営する人気のクレープ専門店『ディッパーダン』が、12月26日から来年2月14日まで、143店舗で「バーバパパコラボキャンペーン」を実施する。「バーバパパ」は1970年にフランスで誕生し、世界中で人気のキャラクター。2020年に生誕50周年を迎えることを記念してコラボキャンペーンを行う。
・「バーバパパ×マーブルアイス」（税込500円）
・「バーバパパ×カラフルチョコ」（税込500円）
マックスバリュ東海
酒の「ちょびっと乾杯」シリーズ4種類を限定発売
食を通じた地域への貢献を果たすべく、各地域の「じもの（地域商品）」の開発と導入を積極的に進めている。その取り組みの一環として、花の舞酒造（静岡県浜松市）と共同で「ちょびっと乾杯」シリーズの酒4種類を開発した。発売は12月21日。クリスマスや年末年始などの食卓を華やかに彩る微発泡日本酒。
・「静岡県産スルガエレガント酒」
・「愛知県産イチジク酒」
・「三重県産マイヤーレモン酒」
・「山梨県産もも酒」
･････各300ml・598円・アルコール度数6％・限定1,500本